仙台猿員

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きんいろモザイク、連載終了まであと3回…。

まあ、きんいろモザイクの魅力については枚挙に暇がないし、千言万語を費やしてもこのブログでは到底語り尽くせない。しかし、僕という悪意の塊みたいな人間がきんいろモザイクを好きだなんて結構意外に思われるかもしれません。それこそもっとこう、ヴィレッジバンガードの本棚に並べられているようなサブカルホイホイ的な作品を好んで読むイメージを持たれそうですがどうでしょう。たとえば陰惨で猟奇的な展開のサイコホラーだったり、社会の暗部を描いたサスペンスだったり、過激で狂気じみたエログロだったり。確かに、ヴィレッジバンガードを信奉してやまない差別的で排他的で視野狭窄サブカルクソメガネだった20代前半の頃は積極的に読んでいましたし、むしろそちら側の萌え系とか日常系なんかでカテゴライズされるような作品はひどく嫌厭していました。特にその筆頭であるまんがタイムきらら系の作品には不快感を露わにし、「あんなの読んでいて何が面白いんだよボケが^^」とまで言い放っていたものですが、9年前に偶然視聴したけいおん!のアニメにハマってからそうした種々のヘイトは緩和されていきまして、ええ。きらら系作品への知見や理解を深めたともいうか。そして6年前、当時アニメの1期を放送していたきんいろモザイクと僕は出会った――。

何でしょう、とにかくシンプルに面白いですね。きんいろモザイク、略してきんモザは。日本の普通の公立高校にイギリスから金髪美少女(しかも2人)が留学してくるという設定はだいぶファンタジーすぎるかもしれませんが、それでも主要5名のキャラクターの個性が際立っているから楽しく飽きずに読める。常軌を逸した金髪キチガイで裁縫と隠密行動が上手い大宮忍、忍を追ってわざわざ日本に留学してきたサイコレズのアリス・カータレット、ノンケなようでノンケではなくてでもノンケっぽい女たらしの猪熊陽子、陽子にガチ恋勢でツインテ貧乳ツンデレポエマーの小路綾、忍を追ってわざわざ日本に留学してきたアリスを追って云々な九条カレン、この5名を中心として美しい友情や素敵な家族愛を描いた作品こそがきんモザなんですね。かつての僕がそうだったように、きらら系作品は中身がないキャラ萌え四コマ美少女動物園と揶揄されがちですが、きんモザはしっかりと内容が伴っている。時代や出版社や作者やジャンルやカテゴリーを問わず、幼少期から現在までありとあらゆる漫画を読んできた僕が言っているんだから間違いない。保証します。具体的にはそうですねー、きらら系作品ならではのハートウォーミングなエピソードは勿論、強烈なボケとツッコミの応酬が続くエピソードだったり、どこかシュールな雰囲気を漂わせるエピソードだったり、不条理な発言や発想がもたらす混沌としたエピソードだったり、また時としてかなり狂気に満ちたエピソードまであったりと、はい。つまり振り幅が大きいというか、バリエーションが豊富というか、起伏が激しいともいうか、先の展開やオチが読めないともいうか、だから各キャラクターの個性とも相俟って楽しく飽きずに読めるわけです。あとは巻を追う毎にクレイジーサイコレズぶりが激化していくカレンにガチ恋勢の松原穂乃花、そして魔法少女好き属性が追加されて一気にキチガイ化してきた日暮香奈もアレですよ。当初はちょっと目立つ程度のモブでしかなった2名が主要5名と漸進的に親交を深めていき、遂には1つのエピソードの中核を担うと共に圧倒的な存在感とパンチラインを放つようにまでなる、そういった長期連載だからこそのキャラクターの成長やフレンドシップの広がりもエモーショナルで尊くあり…。でもまあ、最も本質的な部分でいえば、とにかく読んでいて安心で安全だってことだと思います。これはきんモザに限らず、一部を除くきらら系作品全般的に。だってさー、次のページを開いたら突然彼氏ができていたりとか、唐突に元カレとの思い出を語り始めたりとか、まず起こりませんからね。ツイッターの裏垢で援助交際相手を募集していたりとか、下校途中にハイエースで拉致られてしまったりとか、金欲しさに年齢を誤魔化して風俗店で働いていたりとか、売人から購入したMDMAでキメセクかましていたりとか、SNSで知り合った男の家に監禁されていたりとか、そんな邪悪極まりないグロテスクな展開も絶対に起こらない。未来永劫ずっと。そう、全てがピースな愛のバイブスでポジティブな感じ。常にハッピーエンディングが約束された優しい世界がそこにはあり、また登場人物達の身の安全と恒久的な平和が読者に与えられる。イコール、安心して読める。そして安心で安全だからこそ、絶大な支持も集まる。YES。ただ、メインの読者層に安心して読んで貰う為の配慮とはいえ、共学設定にも関わらず男子生徒と絡むことはないし、かといって男子生徒から絡んでくることもない不自然さはアレですね。あとは担任教師もテンプレのように20代のOGで、存在しているはずの男性教師とも決して絡むことはないし、かといって男性教師から絡んでくることもない不自然さも同様にアレです。で、それがまた逆説的にきらら系作品が叩かれてしまう要因の1つになっている気もしますが、でも別にいいんじゃないでしょうか。男子生徒や男性教師が登場しなくてもストーリーは問題なく進行するし、むしろ登場しないことによる安全性や合理性や発展性が云々。いや、そういった部分も含めて設定がファンタジーすぎるからいいんですよ。現実はいつだって苦痛で非情で残酷だから、僕はそれを必死に求めている。安心と、安全と、安定、安泰、安寧、安堵、安閑、安穏…。心が弱いから。僕は心が弱いから。心が弱い大人だからあああああああああああああああああああああああああああ。心が弱いといえば、月1更新で楽しみにしていた女性作者のWEBコミックもそうでしたね。読後に何気なく作者のツイッターを見てみたら、当たり前のように彼氏の画像を載せていたり、彼氏と旅行に出かけた先で撮影した画像を載せていたり、それで心が弱いリーちゃんはもぅマヂ無理ってなって読めなくなってしまいました。彼女の作品。彼氏と当たり前のようにラブラブオマンコしているんだなとか思ったらさー、本当クソじゃん。さらにその作者がまた、僕好みのサブカルクソ女系統の顔立ちだから余計にムカつくじゃん。しかも、現役女子大生というオマケ付きだ。まあ、個人のツイッターだから何をツイートしようが勝手ですし、そうしたプライベートの充実こそが創作のモチベーションやクリエーション云々に繋がっていることも理解できます。でもさー、僕は心が弱くて繊細で傷つきやすいんだよ!!35歳独身彼女なしの子供部屋おじさんなんだよ!!ふざけんじゃねえぞクソ売女が死ね!!!!!もしクラウドファンディングとかを利用した時に僕が大口のパトロンになる可能性だってあったのにマジでバカだよね。ということで、そんな心が弱すぎる僕でも安心して読むことができる漫画、それがきんいろモザイクってわけです。はい。6年前に29歳できんモザに出会い、そこから30歳になって以降は専ら百合に傾倒しています。百合。所謂ひとつのガールズラブ。明確に百合とは謳われていないものの、きんモザはノンケ気味な猪熊陽子以外のキャラクター達の百合要素が強いせいか、ええ。そうしたアレを突き詰めたらリリーモオブダバレーしてしまいましてね。それに百合作品もまあ、ガイアされない限りは安心して読むことができるので。2020年は"とどつま"作者の電撃大王でのリニューアル新連載、それから"あのキス"作者の同じく電撃大王での待望の新連載と非常に楽しみです。しかし、エロ漫画も女装・男の娘ジャンル以外はまともに読めなくなりましたね。安心で安全な百合からの影響なのかはわかりませんが、イチャラブでも残虐レイプでも男女の性行為の描写が辛くなって…。AVは普通に見ているけれど。ところで近時のエロ漫画はおっぱいでかすぎませんかアレ。特に広告で出てくるような作品はどれもこれもアホみたいにでかすぎる。もはやクリーチャーじゃんってレベルで異常に膨らんでいる。肥大している。それなりに需要もあっての造形なんでしょうけれど、おっぱいはCカップぐらいが好ましい僕からしたらただただ奇怪で気持ち悪いだけ。八百屋で808円出す奴とか、1000円ですいてくれる美容師とか、義弟だかにオナニー見られる奴とか、会社の行き遅れのBBAとか。大は小を兼ねるとは言いますが、単純にでかけりゃいいってものでもないでしょ。広告が不快なら消せばいーじゃんって話ですが、そこは当然知り得てはいますよ。その手の専用アプリ。とはいえ、タップやスライドする際に煩わしいエロ漫画の広告も、同性相手だと結構話の種になったりするから侮れない。だから消していません。実際に友人、知人等々と広告ネタで盛り上がったりもしたので。熊ちゃん先生とか、顔は40点のブスとか。御存知の方も多いことでしょう。それにしても既婚者ほど広告につられてしっかり中身も読んでいますね、僕の周辺では。あとNTRも多すぎやしませんか。しかも、その殆どが流行に乗じて粗製濫造されたようなゴミカスでしかない。プロセスやシチュエーションが甘く、ありきたりで退屈なワンパターンばかりだ。夏休みに彼氏持ち女子高生を1人でおじの家に泊まりに行かせて見事にNTRとか、人妻が温泉旅館に都合良く居合わせている色黒の半グレみたいな連中にNTRとか。それと総じて無駄におっぱいがでかい。人妻になった幼馴染みとか、事故を肩代わりした後輩に脅される先輩の妻とか。全くつまらん。いい加減にしろ。ちなみに僕のスマホ、最近はカラミざかりの広告ばかり出てきてうんざりしています。高校生の男女4人の奴。ともあれNTRに関しては、つげ義春の一部作品の方が遥かに上質なNTRを展開していますよ。時代と境遇がもたらした悲痛なNTRに心を蝕まれる「別離」、バイオレンスなNTRでひたすら後味の悪い「必殺するめ固め」、知らぬ間に大家にセフレをNTRれていた「隣りの女」、人情とミステリーが交錯する孕ませ系NTRの「庶民御宿」、ええ。「夜が掴む」も好きですねえ。持論を述べさせて貰うと、NTRってのは自由でなんというか、救われてなきゃあダメだと思うんですよ。ホラー映画とかで最初に殺されるアレではないけれど、如何にもNTRれてくださいと言わんばかりのキャラデザの女がNTRれても面白くないじゃん。そういうことです。だからエロ漫画についてはこう、なんJとかの該当スレに断片的に貼られる画像だけで楽しむぐらいが今はベターですね。それから昨今は〇〇さんは~とか、△△くんの~とか、~の◇◇ちゃんとか、似たり寄ったりの人名タイトルも溢れすぎでしょ。NTR奇乳エロ漫画ばりに。そういえば献血ポスターでも話題になった漫画も◎◎ちゃん~でついでに奇乳だわ。全く、一度流行るとすぐこれだ。変な名前の食パン屋共々。長ったらしいタイトルの異世界転生系も一頃よりは落ち着いた印象ですが、どちらもタイトルや内容が生理的に受け付けないから一切手を出していません。スナックバス江は読んでいますが。店名なので。大体にしてさー、僕のように人名タイトルってだけで端から敬遠したり、人名タイトルに辟易して中身を読まずにいる層も少なくないわけですから、そこは安易な人名タイトルではなくもっと創意工夫を凝らして欲しいですねー。ワンピースがもし【ルフィくんは海賊王を目指しています】なんてタイトルだったら絶対売れねーだろ。20週ぐらいで打ち切りコースだろ。進撃の巨人も【駆逐したがりのエレンくん】だったら紅蓮の弓矢が放たれることはない。うん。僕のような底辺ブロガーですら、毎回のブログの記事のタイトルすっげー真剣に考えているというのに。からかい上手だったり、イジられたくなかったり、コミュ症だったり、本当好きこのんで読んでいる奴の気がしれません。否、それを言ってしまうときらら系作品を愛読する僕も特大ブーメランを食らってしまいそうですが、まあ、多少はね。そして愛読といっても、単行本まで購入してまともに読んでいるのはAチャンネルだけですね。しかし、そのAチャンネルもだいぶフィナーレに近づいてきているので、新たに安心で安全に愛読できるきらら系作品を探しています。たとえばアニメ化もされているNEW GAME!、これは主人公が高卒でゲーム製作会社に就職ってのが度を越したファンタジーすぎてダメです。大卒や専門卒ならまだ納得できますが、高卒ではまずもって強大なコネか枕営業でもない限り採用されないでしょ。そもそもが美大の合格通知を蹴って入社したとのことですが、うーん、同じく高卒で就職した身としては頂けません。そんなに世の中甘くないから。これまたアニメ化されているご注文はうさぎですか?、キャラ的には和菓子の黒髪ロングの子が好きですが、全体的にちょっと自分には合わない雰囲気があります。アンチスタバの僕としてはチノちゃんに親近感も覚えるのですが、本編では爆破していないそうなので…。今年アニメ化されたまちカドまぞくも気になるところですが、とりあえずきんモザが無事に終了してからでも遅くないでしょう。しかしこう、日本の普通の公立高校にイギリスから金髪美少女(しかも2人)が留学してくる設定はOKだけど、ゲームへの情熱がスゴい女の子が高卒でゲーム製作会社に就職する設定はNGというリーちゃんの基準はよくわかりませんね。いや、この面倒臭さがまたリーちゃんたる所以ですか。


そんなわけできんモザ連載終了についての所感でした。

そうですねー、あと3回ということで来年の1月、2月、そして3月に発売されるきららMAXでラストとなります。とはいえ、連載終了について僕はそこまで悲観的ではありません。不遇にも打ち切られて短命に終わってしまったり、逆にだらだらと引き延ばされて終わりどきを見失ったりするよりは、きちんと正式にアナウンスされた上で10年にも及ぶ長期連載のフィナーレを円満に迎える方が重畳ですからね。はい。それに最高のハッピーエンディングが約束されているでしょうし、今は期待と感謝を込めて3月まで懸命に生きていくだけですね。

そして超ハイパー久々にガチって昨日と今日と2日連続で更新しました。僕のスケジュールの都合と怠慢により、11月初旬から12月中旬まで更新が滞ってしまった分のアレですね。巻き返し。年末年始の手が空いた時間にでも読んで頂ければ幸いです。最後に、今年読んだ中で一番面白かった漫画は「33歳独身女騎士隊長。」でした。それでは2020年最初の更新までさようなら。