仙台猿員

健全なブログを心がけます

恋のテララバ

「それにしても、あの日は婚活よりも何よりもベローチェでのリーモさんの悲痛な顔が一番印象に残りましたねーw」

「悲痛な顔?そんな顔してたか?^^」

「ほら、昔の彼女のこと言ってた時あったじゃないですか、無理矢理でも孕ませて―ってw」

「あー、ああ、よく覚えてたな…^^;」

「いやあ、あんな悲痛な顔されたら嫌でも忘れらんねえすよ…w」

まあ、悲痛だったそうです。婚活イベント後に行ったベローチェでの反省会の中で、10年前に交際していた女子大生について言及した際のマイフェイスが。僕としてはわりと冗談めかしたつもりだったのですが、それが右斜め前に座っていたD君にはガチのマジで悲痛に見えたとのこと。で、後日にD君と会った時に僕がどれだけ悲痛な顔をしていたかを伝えられて、ええ。

しかし、そうですか。

そんなに悲痛だったんですねー、自分の口からリアルかつダイレクトに女子大生を語っている瞬間は。全く知りませんでした。あまり知りたくもなかったけれど。それにD君にとっても、いつもタバコ吸いながら下ネタばかり喋っている陽気で楽しいツーブロックモヒカンの頭おかしい先輩が、今まで見せたことがないような悲痛な顔をしていたらアレですよね。さぞかし衝撃的だったことでしょう。そりゃあ嫌でも忘れられないと思います。あと早く合コン開け。

「そうだねー、10年前に付き合っていた女子大生をあの時無理矢理にでも孕ませておけば、10年後に婚活イベントなんかに参加しなくてもいい人生を送れたかもしれないねアハハ…^^」

2009年の8月13日に女子大生との交際が始まったのですが、もう10年じゃん。もう10年も経ってるじゃん。ヤバい。本当にヤバい。ああ、僕はどうすればよかったのか。交際開始から208日後、2010年の3月9日に訪れるバッドエンドを回避するにはどうすればよかったのか。そしてバッドエンド以降、思いがけず3450日も継続してしまっている悲惨な未来を――。


もし一度だけ過去に戻れることができて、そこから人生をやり直す機会が与えられたとしたら、僕は間違いなく2009年の8月13日を選びますね。

同僚の女性社員(20歳処女)にラブホテルに行こうと誘われたけど眠かったから普通に断った2004年6月とか、メンヘラ人妻(当時)と酔った勢いでラブホテルに行ったけど本番までには至らなかった2007年8月とか、婚活イベントで女子大生に激似だった女性がいたにも関わらず連絡先を聞けずに終わった2012年11月とか、この辺もわりとマイライフのターニングポイントとしてアレだったかもはしれませんが、ここはやはり女子大生しかないでしょう。2010年の3月9日以降も無事に交際が続いて、交際が2年ぐらい経過したところで結婚して、とりあえず1男1女ぐらいもうけて、親にも孫の顔を見せて安心させて、2019年の8月13日に10周年を祝して泊まりがけで温泉でも行って、サプライズ的に日頃の感謝を込めたプレゼントも贈りつつ、2人きりで10年という月日を感慨深げに振り返りながらうわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!

そうだ、僕は2009年の8月13日に戻るんだ。

時刻は20時、仙台駅のペデストリアンデッキに直結しているドトールの2階喫煙席。そこで僕と女子大生は互いの詳細なプロフィールを教え合っていたのです。なにせ7月29日にmixiで知り合って、8月5日に直接会ってからの13日という、2週間そこそこでのスピード交際でしたからね。それに当日は海に行ったり、ショッピングモールに行ったり等々、市内外を車で移動しながらの慌ただしいスケジュール。そしてまさかの交際開始という急展開を迎えたからこそ、椅子に座って、向かい合って、目を見つめて、ゆっくり言葉を交わすシチュエーションが必要だった。穏やかな時間の流れと落ち着けるロケーションが必要だった。むしろ、それは女子大生からの提案だった。

「このままリーくんとずーっと手を繋いで歩いてたいけど、ちょっとカフェ入らない?私たち、お互いのことまだそんなに知ってないし、私のこともっと色々と教えたいし…///」

そうしてドトールで女子大生との談笑中、10年後の悲惨な未来をまだ知る由もない当時25歳の僕は、輝かしい未来を取り戻そうと過去に戻ってきた現35歳の僕と入れ替わる。見た目は25歳、中身は35歳…。

「ん、リーくんどうかした?疲れた?」

「いやいや大丈夫、大丈夫だよ…^^」

10年前の女子大生は超可愛い。郵便配達は二度ベルを鳴らしますが、35歳独身は二度女子大生に惚れることでしょう。ついでにロマンスの神様にも感謝する。

それと女子大生、芸能人では誰に似ているのかと言えばそうですねー、水着グラビアをやっていた頃の久保ユリカ(声優)に似ています。ショートヘアーで水着グラビアをやっていた頃の宮島咲良(アナウンサー)にも似ています。AV女優だと雛木あんずが一番そっくり。マイナーな企画女優ですが。あと憂いを帯びた表情はどことなく吉岡里帆っぽくもありましたね。まあ、ショートヘアーがよく似合うその手の系統の顔ということでご想像ください。

かくしてリーモ25歳(35歳)、208日後のバッドエンドを回避するための夏が再び幕を開けるのです―。

1.きっぱり断る

はい。これは8月19日、三井アウトレットパーク仙台港内のベンチでのアレですね。

そうですねー、この19日のデートは完全にイレギュラーだったんですよ。本来は21日にデートする予定でしたが、正午前に女子大生の方から「今から会えないかな…///」と誘われまして、ええ。急遽。そして仙台港のアウトレットに行って、互いに興味があるショップを幾つか巡って、ちょっと休憩しようとベンチに腰掛けたところで、「あのね、リーくんが嫌だって言うならしないけど、付き合ってても元カレの話してもいいかな?」とかわざわざ訊いてきたわけですよ。わりと唐突に。まあ、この件に関しては以前の記事でも散々痛罵していますが、本当バカじゃねーのかコイツって感じです。そんなことすら自分で考えて判断できず、相手の意向に全て委ねる。そして嫌だと言われたら元カレの話はしないし、良いと言われたら元カレの話はする。アホか。元カレの存在自体はね、否定しませんよ。そうした元カレ達との様々なプロセスがあってこそ、2009年の夏にこうして出会えて恋に落ちた。うん、それでいいじゃん。でもさー、表立って堂々と元カレの話をしようとするのは違うでしょ。というか、何で話したいと思うのか。今、交際している相手に。積極的に。しかし、僕は許諾した。許諾してしまった。いや、本当は聞きたくなかったし、むしろ滅法苦手だった。好意を寄せている女性から意図せずに聞かされる過去の男性関係の話が。昔から。吐き気を催すぐらい苦手だった。僕はデリケートで心が弱い人間だから。だけれども、許諾した。そういうアレには寛容であるべきだと思ったから、女子大生の顔が曇ってしまうのを見たくなかったから、ついつい許諾してしまった。そもそもが25歳にして初めてできた彼女でもあり、男女交際の勝手たるものがわかっていなかったともいうか、うん。それで許諾した結果、うんざりするほど歴代の元カレ達の話を聞かされた。4、5人分ぐらい。やたら詳らかに。性行為中の話まで聞かされた。悪気がない分、余計に酷いノイズだった。とても不愉快でストレスが溜まった。ただ、一度許諾してしまった以上、今更やめてほしいとも言い出せずに…。それなのに最終的に僕がふられるってマジ何なの。ふざけんな殺す。

ということで、きっぱり断る。

直截的にでも、婉曲的にでも、論理的にでも、とにかくきっぱり断るべきだった。そうして、僕がイニシアティブを握るべきだった。ちなみに僕の前の彼氏はノータイムで断ったとのこと。そりゃあ、そうですよ。大体にして、自分の人生に元カレ達の存在しか誇れるものがないからこうなる。くだらない激安中古肉便器だね、全く。

2.観覧車でキスする

はい。これも8月19日、三井アウトレットパーク仙台港の敷地内に併設している観覧車でのアレですね。

2日後の21日にデートを控えているにも関わらず、女子大生の方が会いたくて会いたくて急遽デートに誘ってくるぐらい好き好き大好き超愛してる状態でしたから、なんというかもう雰囲気がすごかったんですよ。キスする雰囲気といいますか、キスしなければいけない雰囲気ともいうか、キスを待っている雰囲気ともいうか。仙台駅まで迎えに行って合流した時からずーっと。だから名物の観覧車にでも乗って、ここでキスしようと決意しました。

しかし、観覧車ですよ。

物理的には初めてではありませんでしたが、恋人同士になってからの初めてのキスには絶好のアレじゃないですか。浴衣風鈴ダーリン、今ロマンロックハニーじゃないですか。でも、僕は観覧車で女子大生にキスしなかった。女子大生にキスできなかった。そもそもがスタッフに言われるがまま、御丁寧に向かい合うように座ってしまったのがダメでしたね。移動して横に座ればいいじゃんって話ですが、そこは高所恐怖症からなる緊張で下手に動けず、さらに「(これ本当にキスしても大丈夫なのか…?^^)」という不安が直前に襲ってきたこともあり。キスしませんでした。キスできませんでした。ヘタレました。一方、女子大生はガチのマジのキス待ちだったみたいで、観覧車を降りてから「キスしてくれると思ってたのに…w」などと言われる始末。うるせーボケが。

ということで、観覧車でキスする。

きちんと観覧車でキスしていれば、エピソードとしても結構アレですよね。「ママ(パパ)との初めてのキスは観覧車で~」って。結婚してから子供に語り聞かせる時なんかにも。でもさー、どこでどうキスしようとも別れる時は別れる。どんなにドラマティックでエキサイティングでファンタスティックなキスをしようが別れる時は別れる。ロケーションやシチュエーションも関係なく。あっさり。本当、カップルなんて所詮そんなもの。思い出は重荷になるといいますし。

ちなみにアウトレットの後に行った仙台港中央公園でもキスできず、最終的にキスしたのは仙台駅東口の立体駐車場に停めた車の中。当初は唇を重ね合わせてすぐ離すだけの軽いキスを繰り返していたのですが、いざシートを倒したらもうベロッベロに舌と唾液が絡み合うディープキスになりました。20分ぐらいしていました。女子大生は「もっとキスして///」とか僕の首に手を回しながらせがんでくるし、せめてもう一度だけでも、あの瞬間を味わうことはできないだろうか…。

3.コンドームを用意する

はい、これは8月29日ですね。
上述の19日、そして21日のデートからの29日です。

この日は女子大生からの熱望により、僕の自室でデートすることが決まっていました。まあ、おうちデートって奴ですね。所謂。そうしたらもうさ、これ確実にセックスですよね。完全にセックスに及びますよね。付き合ってからまだ1週間も経過していない19日に熱烈なキスを交わし、さらに21日のデートでは個室居酒屋で散々ベロッベロにディープキスしまくった挙句、「ねえリーくん、やばい…すごい濡れてる…///」と自らアピールしてスカートの中に僕の指を導いたりとか、プリクラを撮ろうと言われて中に入るやいきなり抱きつかれて何度も何度もいつまでするのかってぐらい執拗にキスを求められたりとか、そんな性的に乱れたアレがあってからの29日では。うん。

しかしリーちゃん、明らかにセックスが行われるであろう雰囲気を事前にギンギンに感じ取っていながら、なんとコンドームを用意しておかなかったのです。「(付き合って2週間そこらでセックスとか早すぎだろ…せめて1ヶ月ぐらい経たないと…^^)」といった謎めいたオールドスクール的思考、そしてコンドームを装着するという概念が希薄だったこともありまして。ええ。美熟女パートタイマーとメンヘラ色情狂パートタイマーを相手にしたこれまでのセックスが生ハメオンリーだったこともあり。むしろ装着したことすらなかったという。

「リーくん、ゴムある?」。

で、いざ女子大生を自室に迎えて過ごしていると、やはりそういう展開になりました。ところがコンドームがなくてはダメでした。本番はNGを出されました。

「もう、ちゃんと用意しててよね…w」

でも、フェラチオはしてくれました。そして、僕もそんなに新鮮でもない夏の蒸れた女子大生のアワビをクンニリングスしました。

「うう、やっぱリーくんの欲しいよぉ…///」

その後は素股を楽しんでいましたが、真っ昼間からひっつきまくった男女の生殖器官はもうどうもこうもなりませんからね。我慢できずに生でハメました。正常位→騎乗位→正常位から腹部に射精してフィニッシュ。H都合なドラマスティック、結合なご満悦プレイ。

ということで、コンドームを用意する。

サガミでもオカモトでもきちんと用意さえしておけば、「(膣外に出さなきゃ…^^)」とか「(妊娠したらどうしよう…^^)」とか焦ることもなかったはず。最中も事後も。実際、生ハメから半月後に「今月まだ生理が来てないんだけど…」と言われた時には冷や汗ものでしたからね。避妊は大事です。しかし、とうに使い込まれていたユーズド品とはいえ、女子大生と合意の上で生ハメできたというのも貴重な体験か。35歳独身の悲惨な人生にとっては。まあ。


そんなわけでD君の発言から端を発したアレでした。

そうですねー、過去に戻って入れ替わりパターンではなく、10年後の僕だと名乗る人物が10年前の僕の前に突然現れて云々な展開も考えていました。ドラクエ5で大人になった主人公が少年時代の自分に会いに行くじゃないですか。ゴールドオーブ目当てに。あんな感じで。そして「青年、女子大生を大切にしてあげるんだよ」ってああああああああああああああああああああああああああああああ。

しかし、我ながら本日の記事は重いですね。これまでの記事の中で断トツで重い。始まりから終わりまで、ひたすら重い。内省的すぎて重い。失意、怨嗟、憎悪、後悔、哀切、寂漠、慙愧、慨嘆、憐憫、感傷、悲愴、辛苦、沈痛、憂悶、悄然、恥辱、虚無、絶望、暗澹、惨状…。そう、とにかく重い。重い。ヘビー。あとは女子大生への未練がもはやホラーじみてもいる。ヤバい。これには当ブログの読者層の7割を占めるであろう現役女子大生もドン引きではないでしょうか。

まあ、だから本日の記事に関しては、世界中の誰よりも10年後の女子大生に一番読んで欲しいですね。

自分に都合よく忘却か消失か封印しているであろう忌まわしい記憶をすべてフラッシュバックさせてやりたい。虚偽でも捏造でも妄想でもない、10年前の8月のありのままのTRUE LOVEを完璧にフラッシュバックさせてやりたい。それにもし現在、夫や子供と共にピースフルな日常を過ごしているのであれば尚更、そこに僕という影を落としてやりたい。10年が経過しても未だに殺意全開、おまけに無理心中OKのキチガイストーカーなんて存在自体が最高のナイトメアじゃん。まあ、2010年の4月に念願の一人暮らしを始めたアパートで殺害されなかったことを感謝するべきなんですけどね。本来であれば。礼節を知らない上に思慮まで足りないとかさー、マジで激安淫乱クソ中古肉便器ですよ。そして自分が如何にあさましく下等で、性処理以外に役に立たない使用済みオナホールでしかないことを理解する為にもブログを読むべき。何ならオフパコも大歓迎。

しかし、僕もまた罪深い。

"25歳の僕と入れ替わった35歳の僕がする21歳の女子大生とのセックス"ということで、10年前の記憶をベースに改良を加えながらマスターベーションしている。8月に入ってからは専らこのオブセッションにばかり注力している。そう、恋は真夏のように愛され眠り、僕は悲しみの果てに勃ちつくしている。そして不意に想い出す女子大生の笑い声、今はもう聞こえない波の音。じつに罪深い、罪深い。

ともあれ、僕は今後も女子大生を語る度に悲痛な顔をしているのでしょう。
この悲しみはどうすればいいのか。誰が僕を救ってくれるのか。町のはずれでシュヴィドゥヴァー。騒々しく。