仙台猿員

健全なブログを心がけます

うたわせてLOVE・SONG・YOU!

リーちゃんがガチのマジで選ぶラブソングTOP10―。

ラブソンギャー!! - 仙台猿員

仙台の中心で、愛をさけべず - 仙台猿員

↑の2つの記事を読み返してみて、僕はふと思いました。特に何らかの心境の変化が起きたわけではないのですが、僕がガチのマジでラブソングを選んだとしたら一体どういう結果になるのだろうかと。また、上の記事では"34歳独身がまともにラブソングを紹介するわけがない"なんて我ながら性根の腐ったセンテンスもあり、それならいっそまともに紹介してみようともアレしまして。

ということで、前置きは短めにJ-POP→邦ロック→邦パンク→洋パンク→洋エモ・洋パワーポップ→洋スクリーモ・洋メタルコア→洋ハードコア・洋インディーロック→アイドルという音楽遍歴を持つ35歳独身彼女なしが古今東西津々浦々から選びに選び抜いたラブソングTOP10、御覧ください。

10位-ウルフルズ/いい女


1992年リリースのアルバムに収録された曲ですが、僕が初めて聴いたのは2001年リリースのベストアルバムでしたね。母親が購入したものを拝借して聴いてみましたら、はい。刺さったと。

とにかく歌詞がいいですね。AメロとBメロでストーリー性を持たせつつ、サビではしっかりと快哉を叫ばせてくれる。見事なハッピーエンド、完璧なパンチライン。まあ、自分の心情と重なる部分がやたらと多く、僕のような非モテの人生を送ってきた男性は勿論、女性の方でも結構共感できる歌詞だと思います。あとそうですねー、これはトータス松本が歌っているからこそでもありますよ。熱量というか、良い意味での関西人的な暑苦しさや鬱陶しさによって成立しているのです。だからこう、たとえば福山雅治ミスチル桜井が歌っても完全に別物になってしまって琴線には触れないでしょう。かといってback numberやファンキー加藤が歌っても胡散臭く聞こえるだけですし、つるの剛士やJUJUといった薄っぺらいカバーソング芸人なんかはもっての外。つまり、唯一無二。

それにしても見つかりませんよね、いい女って奴は。あれから18年が経過しても、未だに。困りましたね。

9位-GLAY/春を愛する人
1996年リリースのアルバムと翌1997年リリースのシングルのカップリングに収録。GLAYの中でも特に人気の高い楽曲かと。

やはりラブソングを語る上でGLAYの存在は外せませんし、僕と同年代の方にとってもGLAYの存在ときたら云々。今の10代や20代にはわからないでしょうけれど、あの頃のGLAYは本当ガチのマジでヤバかったんですよ。99年の20万人ライブとか。それに熱心なファンならともかく、特段ファンではなかった僕ですらパッと歌詞が出てきて大抵のヒット曲はソラで歌えるぐらい、世の中がGLAYの曲が溢れていたのです。そして皆こぞって聴いていた。ヤバい。

で、恋に恋い焦がれ恋に泣くとか、やがてくるそれぞれの交差点とか、ふいに心を奪った瞬間とか、あの愛の蜃気楼の中とか、やわらかな風が吹くこの場所でとか、恋は真夏のように愛され眠るとか、色々と迷いましたがリーちゃん的にはただ訪れる春の花の芽の息吹に似た―でした。きちんと春夏秋冬を巡っているドラマティックな構成とトータルで15(ワンセット3連発×5)にも及ぶ狂気じみたI want youがエモーショナルですね。

8位-矢井田瞳/my sweet darlin'


2000年リリースの2ndシングル。ミリオンセールスも記録した矢井田瞳の代表曲。

いやー、この曲は爆発的に流行りましたね。当時。耳馴染みのよいアップテンポなメロディーといい、ついつい口ずさみたくなるサビのフレーズといい、ええ。ダリダリ旋風なんて呼ばれてもいました。

ただ改めてじっくり歌詞を読むと、表向きは健気な恋心をアレしたキャッチーなラブソングですが、ところどころ思考や発想がサイコというか、若干ストーカー気味でメンヘラチックというか、わりと全体的にクレイジーだったりしますよね。でも、それがミレニアムを迎えて漠然とした将来への不安を抱えていた当時の思春期の女子達にウケたのではないかとも分析します。現在30~40歳の女性の90%は必ず一度はカラオケで歌ったことがあるでしょう。合コンで、女子会で、ダリダリーンって。ちなみに僕も歌いますよー。むしろ十八番。日本語詞をクリーン、英語詞をデスボイスで歌い分けるスタイルが好評を博しています。

7位-椎名林檎/幸福論


1998年リリースの1stシングル。デビュー曲。ここでキスして、本能、ギブス辺りとも迷ったのですが、個人的には幸福論ですね。本当のしあわせを探したときに愛し愛されたいと考えるようになったのです。

そうですねー、椎名林檎もすっげー流行りましたし、今日に至るまで多くのフォロワーも生み出しました。まあ、正確にはここでキスしてが売れて、ナース服のコスプレ姿でガラスを割って、シングルを2枚同時リリースした辺りですか。それこそ世紀末を迎えて漠然とした将来への不安を抱えていた当時の思春期の女子達に云々。また、エロティックな雰囲気とどことなく危うい世界観もあって、メンヘラ層やサブカル層からの支持も厚かったイメージ。実際、15年前に愛知県にいた頃に肉体関係を持ったメンヘラで色情狂のパートタイマー(29歳のシングルマザー)も大ファンだと公言していましたからね。はい。その後にマルチ商法に嵌まって堕ちたアホ女はさておき、やはり僕としては君のメロディーやその哲学や言葉全てを守るためなら少しくらいする苦労も厭わないのですが、そんな相手と巡り合えないまま元号も変わり…。

6位-THE BOOM/星のラブレター
1989年リリースのアルバムに収録され、同年にシングルカット。当時のチャートでは56位とセールスは芳しくなかったようですが、2014年にデビュー25周年記念シングルとして再リリースもされたりと、BOOMの中では島唄と風になりたいに次いで知られている曲かと。

僕がこの曲を知ったのは2010年以降、ボーカルの宮沢和史がパーソナリティーを務めていたラジオ番組がきっかけだったと記憶しています。なんといいますか、コオロギや野良犬が登場する妙につかみどころのない歌詞と感傷的なメロディーが耳から離れなくてですね。特にサビ。"君に会いに行くよ"から始まり、もう一度"君に会いに行くよ"ときて、さらに"愛してます、好きにしてよ"と続き、また再び"君に会いに行くよ"で締める。会いたくて会いたくて震えているだけの西野カナに格の違いを見せつける、積極的なアティチュードと異様な生々しさ。また、終盤にかけても怒濤の"君に会いに行くよ"ラッシュ。歌詞全体ではトータルで14回。情念たっぷりでもはやホラーの様相。しかし、そこがこの曲の最大の魅力でしょう。

それにしても30年前でこの圧倒的な完成度。
これでは日本の音楽シーンが衰退の一途を辿るのも宜なりますか。

5位-H Jungle with t/GOING GOING HOME


1995年リリースの2ndシングル。言わずと知れた浜田雅功小室哲哉によるユニットです。

やはりこのユニットは1stシングル、時には起こせよムーブメントが圧倒的に有名ですが、ムーブメントの方は人生の応援歌的な位置付けなのでラブソング的にはこちらでしょう。しかし、ムーブメントの方が人気も知名度もずば抜けていて影が薄い。週間チャートで初登場2位、年間でも20位を記録しているにも関わらず存在感皆無。事実、僕も友人に薦められるまでぼんやりとしか覚えていなかったからアレです。

で、2011年の夏頃だったと思いますが、「この曲覚えてる?今のリーモの気分にぴったり、というかリーモそのものだから聴いてみなよw」と薦められて言われるがままに聴いたところ、うわあああーーーーってなったんですよ。「これ、マジで僕じゃん…^^」って。ええ、当時は中古肉便器の女子大生を絶賛引きずっていたこともあり、もう心臓を抉られたような気分でした。大袈裟かもしれませんが、それほどに衝撃的な歌詞でした。小室哲哉はガチで天才だと改めて思い知らされました。ちなみの僕のイニシャルもT.Kです。

まあ、今も絶賛引きずっているじゃねーかよって話ですが、はい。

4位-YUI/CHE.R.RY
2007年リリースの8thシングル。そうですねー、この頃は典型的な洋楽至上主義者でチャートを賑わす邦楽(主にJ-POP)をクソゴミ扱いする過激派でした。でもCHE.R.RYにだけは感動を禁じ得なかったのです。

まず恋しちゃったのに多分気付かれていない、これが強烈なインパクトを残しました。だってさー、恋しちゃったのに多分気付かれていないんですよ。それ切ないじゃないですか。だけど本当は気付いているかもしれない、むしろ気付いて欲しいというアレを読み解きますと、これが途端に甘酸っぱくなる。胸がキュンと狭くなってしまう。同時に膣だってキュンと狭くなる。そうすると指先で送るキミへのメッセージは二重の意味を持つ。これが乙女心たるもの。あと絵文字が苦手で駆け引きができなくて何気ない会話から育てたい辺り、これもう完全に僕そのものなんですよ。そして当時23歳、よりによって1歳下のメンヘラ人妻に全く気付かれずに恋しちゃった僕がいました。ヤバい。

碌でもなかったエピソードはさておき、兎にも角にもCHE.R.RYは最高ですね。女性アーティストの中では一番好きなラブソングです。かの向井秀徳がカバーしたのも頷けます。ちなみにカラオケではデスボイスで歌っていたのですが、聴かされた方々に忌々しい記憶を植え付けてしまったらしく、特に反省してはいません。


3位-MONGOL800/小さな恋のうた
2001年リリースの2ndアルバム収録。3曲目。あなたにと並ぶMONGOL800の代表曲。現在30~40歳でこの曲を知らない人はいないでしょう。

アルバムの発売は2001年でしたが、爆発的に売れたのは2002年になってから。僕も当時のブームを受けて購入しました。2002年の1月2日にまだ仙台フォーラスの8階にあった頃のタワレコで購入したことを今でもしっかり覚えています。なぜか。

しかし、どうしてここまで支持を集めたのか。所謂カノン進行によるところも大きいのですが、最たるアレはやはり独特だったからだと思います。そもそもが全国的に無名の沖縄のインディーズバンドという出自だったり、過去にINDIAN-Hiなんかもいましたが琉球音階を取り入れたパンクロックだったり、それでいて親しみやすいキャッチーなメロディーだったり、広い宇宙の数ある一つ~から始まるロマンチックな詞世界だったり、わりと韻を多用している点だったり、変に抑揚のない一本調子のボーカルだったり、人にやさしくされた時に自分の小ささを知ったり、愛する花が枯れないようにやさしさと厳しさをあげたり、夢追うこと忘れたあなたをいつまでもやさしく待っていたり……。

いや、もう後半関係ないですね。あとはカラオケでの歌いやすさも人気の要因でしょう。知らない人はいない有名な曲だからチョイスしやすい上、変に抑揚のない一本調子のボーカルでそこまで歌唱力を問われないところが。実際、僕はハイトーンがキツくてGLAYラルクを歌うのが苦手なのですが、小さな恋のうたを筆頭にMONGOL800の曲はとても歌いやすくて助かります。はい。

2位-PENPALS/ラブソング


2001年リリースの7thシングル。手元には残っていませんが、当時はCDも購入して聴きまくっていました。さらにヒップホップ好きの友人が「PENPALSのラブソングいいよね!」と絶賛していたり、曲自体はわりと広く知られていた印象です。まあ、東芝EMIへの移籍第1弾シングルという背景もあり、CMタイアップやメディアへの出演等で目や耳に触れる機会が多かったのかなとも。チャートは39位ですが、形骸化している現在と違って毎週が激戦だった時代を思えばそうですね。

で、タイトル自体がラブソングという直球ストレートぶりもさることながら、裸の胸とか、ざわめく髪とか、色々と連想させてくれる性的なフレーズも特徴。これに関しては単に下ネタ最高という意味ではなくて、なんというかラブソングって基本的にそれに触れないじゃないですか。遅かれ早かれどこかのタイミングで必ず発生し、以後関係が解消するまで継続的に行われるカップルの性行為に対して。すべからく。会いたいとか抱きしめたいとか一緒にいたいとかさー、不文律のように当たり障りのない婉曲的な表現で以てお茶を濁すじゃないですか。そりゃあ、君のマンコに挿れたい~君のチンポで突かれたい~なんてダイレクトに表現できないことはセールス的にも放送コード的にも百も千も承知しています。でも、されど、だけれども、所詮は綺麗事といいますか、臭い物に蓋をするともいいますか。確かに洗っていないチンポもマンコも臭いけれど、僕としてはそうした一般的なラブソングへの違和感がすごくてですね。まあ、それを言ってしまうとここまでの内容を全否定することになりますが、だからこそPENPALSのラブソングは非常にセンセーショナルだったのですよ。そして、とてもラブソングらしいラブソングでもあると。はい。あと三木道三のライフタイムをリスペクトする曲も。

1位-19/たいせつなひと


2001年リリースの8thシングル。解散の半年前、19としては後期の曲になりますね。

当時はメロコアブームからの青春パンクブーム、さらにミクスチャーロックも流行していたので、19らしさは残しつつその辺りに寄せたアップテンポなサウンドとなっています。率直に言えば安っぽいパンクで薄っぺらいミクスチャーなんですが、むしろそれがいいんですよ。これがハスキンブラフマン山嵐やバックドロップボムではダメなんです。あの紙ヒコーキくもり空わって、重圧に耐えながら外の冬景色だった19だからいいんです。他人のせいにしていた叶わない恋や夢をポケットにしまっていた19だからこそなんだよ。いやはや理解してもらえますかね、この感覚。

ということで、リリース当初からすぐに気に入った曲でした。
で、そこから時は流れてリリースから8年後、2009年の8月13日、名取市のゆりあげビーチ(※現在は休止中)に向かう車中でこのような会話が交わされたのです。

「へー、19とかも聴いてたんだ。僕は19なら"たいせつなひと"が一番好きだねー^^」

「えっ、おんなじです!私も"たいせつなひと"が一番好きです!わー、リーモさんとおんなじで嬉しい///」

ええ、ちょうど東部道路に差し掛かる付近でしたか。まさかの合致でアッパーなテンションのシチュエーション、車内は大盛り上がりでした。いや誰とだよって、交際する一歩手前の状態だった中古肉便器の女子大生に決まってるだろ殺すぞ。そうですね、この会話の数時間後にお互いが"たいせつなひと"になったことは言うまでもないかと。また、それから10年後の惨状も言うまでもなく…。


そんなわけでリーちゃんがガチのマジで選んだラブソングTOP10をお送りしてまいりました。

とはいえ、大量の候補曲の中から10曲だけ選ぶというのも難儀でしたね。最後の最後まで迷ってランク外となったラブソングも沢山あります。B'zとか、スピッツとか、ミスチルとか、福山雅治とか、小田和正とか。小林明子とか、内田有紀とか、広末涼子とか、松浦亜弥とか、JUDY AND MARYとか。そして読者(主に女子大生)の皆様にとって、19が1位という結果は予想外だったのではないでしょうか。はい。あと訳のわからない素人とインターネットカラオケマンによるウンコカバー動画しか存在していない曲はリンク貼りませんでした。御了承ください。

それとTOP3が軒並み2001年リリースですね。当時17歳の僕は若く、人間的にもまだ辛うじてまともで、人生も希望に満ち溢れていた―。そうしたエビデンスとしても、今回の記事はアレだったやもしれません。

史上最大の10連休というイカれたGWも終わりましたが、新年度もひと月が経過してそろそろ始まった方もいらっしゃるのではないかと存じます。新しい環境や新しい組織や新しい人間にも慣れて、そういった中で次第に心を寄せたりとか好意を抱いたりとか。つまり、恋――。まあ、恋が走り出したら君が止まりませんからね。まだ誰も知らないときめきを抱きしめて、君の笑顔をつかまえてください。きっと。何なら僕がラブソングを歌いますよ。ロハで。