仙台猿員

健全なブログを心がけます

被るは恥だが役に立つ

包茎の話ではないです。

そうですね、フードの話です。風土ではなくFOODでもなくHOOD。スウェットパーカーのフード。それを被るか被らないか、そんなアレです。

33歳独身、ここ杜の都でも知る人ぞ知る――というより誰にも知られていない孤高のファッショニスタ的にはまあ、被りますね。フード。スウェットパーカーのフード。

お気に入りのCOMESANDGOESのキャップの上からガバッと被ります。ラッパー、Bボーイ、スケーターよろしく被ります。フード。スウェットパーカーのフード。

僕がフードを被り始めたのは昨年の今頃からです。

別段持て余していたというわけではありませんでしたが、大きめに作られているUNUSEDのスウェットパーカーのフード、どうせなら活用したいと考えてとりあえず被ってみたのです。

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・US1167
16AWのスウェットパーカー。左のグリーンですね。実物はターコイズブルーですけど。全体にピリング加工が施されていまして、こなれた古着のような表情が魅力的なんですが、この色味ですから仙台では結構目立ちます。ジップパーカー派の僕がおよそ6年ぶりに購入したプルオーバーパーカーであり、また初UNUSEDでもありました。サイズは2です。

まあ、身長170cmぐらいの中性的なジャニーズ顔がフードを被っていたらそうですね、あざといというか狙いすぎているというかで癪に障るところでしょうけど、身長180cm超で彫りが深い野性的な特濃ソース顔(ヒゲもあり)ですとこれがもう似合います。自分で言うのもなんですが、本当驚くほど似合うんですよ。怖いぐらいにハマっているともいうか、わざとらしさが皆無ともいうかで。だからこそ、デフォルトでフードを被って外出してみました。夜。20時ぐらい。

まずは肩慣らしにと、近所のコンビニに入店しました。
キャップの上からスウェットパーカーのフードを被ったまま。

正直、最初はわりかし恥ずかしかったのです。いくら通い慣れているコンビニとはいえ、多少は。店員からの目、居合わせた客からの目、外を歩く通行人からの目…。それでも商品の会計を済ませて、灰皿が置いてある所定のエリアでタバコを吸いつつ、今から向かう目的のTSUTAYAまでの無駄に遠回りなルートを頭の中で組み立てていると、その頃にはすっかり恥ずかしさがなくなりました。むしろ自信満々の態度で誇示していました。フードを被っている自分を。主に妙齢の女性相手に。そしてフードを被ったまま愛車のSUVに乗り込むと、アスファルトタイヤを切りつけながら仙台市内を走り抜けたのです。1人では解けない愛のパズルを抱いて。そう、GET WILDでした。

ちなみに運転中もずーっとフードを被っていましたが、左右確認に支障をきたさないレベルであればフードを被ったままでも物理的に問題ありません。法的にはわかりませんが。でも実際にそうですねー、10月にフードを被ったまま高速道路も運転したので大丈夫です。仙台から郡山まで往復で。トータルで約240kmほどを。ええ。そもそも運転中に豪快に左右および後方を確認することなんて滅多にないのですから、前方の視界さえセーフティーに確保出来ていればアレですよ。


それでこの夜以降、髪をセットしている時を除いて、UNUSEDのスウェットパーカー着用時は大体毎回いつもフードを被るようになりました。

まあ、最大のメリットとして暖かいですね。フードを被ると。やはり。

言うなればネックウォーマーとイヤーマフの役割を簡易的に果たしてくれるので、冷え込みが厳しい屋外でもそこそこ快適に過ごせます。ただし仙台市内中心部、および近郊に限りますが。あとは天候の急変にも対応できますかね。雨、雪、それから風。被ってさえいれば安心です。凌げます。

逆にデメリットはといいますと、どうでしょうか。

それほど周囲の音が聞こえづらくなることはありませんし、無駄にDQNに絡まれることもありませんし、警官から職務質問されたこともまだありません。だから自分が思っていたよりもこう、フードを被っていても恥ずかしくはないし、不便でも不審でもない。むしろ折角付いているフードを被らずにいるのは非合理的だともアレしました。それとアウターとのバランスというか、フードの座りが悪かったり、だぶついてポジションが安定しない場合はいっそ被ってしまった方が楽だったりもしますね。

関係者各位にも概ね好評のようでして、友人のSZK夫妻の妻の方からは「なんかラッパーみたいだね!」と言われ、中学校の後輩で今も一緒にバスケをしているSGWRからは「フードなんか被ってラッパーでも目指してんすかwwwww」と言われ、仕事関係の先輩MNRさんからは「一次会でも二次会でもリーモがいつフード取るのか楽しみにしてたんだけど、結局最後まで取らなかったなw」と言われました。ノーコメントだった関係者も多数おりますが、ファッションや個性の1つとして受け入れて頂いていると好意的に解釈しておきます。

でも唯一、母親からは「アンタさ、そのフード被るの怖いからやめてよ」とか「それじゃ危ない人みたいよ」とか「心臓に悪い」とか散々言われています。はい。

かくして、すっかり定着したUNUSEDのスウェットパーカーとそのフードを被ってオラつく33歳独身。来たる秋冬シーズンに向けて、8月にまたもUNUSEDのスウェットパーカーを購入しました。

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・US1152
これまた16AWのスウェットパーカー。さらにこれまた左のグレーですね。サイズも2です。リバースウィーブ仕様の極めてシンプルな無地のスウェットパーカーなんですが、ぶっちゃけChampionのそれそのものです。

ブランド古着屋で格安で売られていたので購入してみたのですが、当初はサイズ感もフードの被り具合もいまいちしっくりこなくて手放そうと考えていました。しかし、9月下旬ぐらいにふと思い立って着用してみたらば急激にしっくりきまして、結局手放すことなく着続けています。勿論、フードを被って。見た目からして鮮烈なグリーンと違い、こちらは最も着回しの効くグレーなので普段使いにも重宝していますね。

インパクト抜群のグリーンと汎用性に優れたグレー、この相反する2つのスウェットパーカーがあれば今シーズンはもう安泰だと思っていましたが…。

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・COACH HOODY COTTON SWEAT OVERDYED
さあさあさあ、ここで真打ちnonnativeの登場です。先月に東京は中目黒のvendorで購入してきましたスウェットパーカーです。

シーズンテーマに沿って全11色という怒濤のカラーバリエーションで展開されたスウェットパーカーなんですが、まあ、そこまで惹かれませんでした。当初。袖リブと裾リブが短く作られているし、定番のカンガルーポケットでもないし、なんかちょっと独自性が強すぎるというか、スウェットパーカーとして邪道すぎるんじゃないかと思えて。正味の話。しかし、10月下旬に別件で郡山の取り扱いディーラーに足を運んだ際、ショップスタッフに勧められるがまま試着してみたら存外悪くなくてですね。ただ郡山での購入はあえて見送り、そこは満を持して中目黒で購入したと。

カラーはLAVENDERです。ラベンダー。薄紫色ですかね。

オフィシャルの画像以上に、実物はもっと綺麗な発色です。だいぶ目立ちます。郡山で試着したAGAVE(グリーン)もすごくよかったのですが、色味的にガチャピンぽくなってしまうのでLAVENDERを選びました。vendorだけに。はい。

サイズは1です。郡山では2を試着したのですが、vendorでは1と3しか在庫がないと言われたので1にしました。とはいえ、身幅が60cmもあるUNUSEDのスウェットパーカーを着慣れてしまっているせいか、本来的にはジャストサイズであるにも関わらず若干窮屈には感じました。それは今も着用する度に感じています。この上なく。ラグランスリーブなので可動には差し支えありませんが、身幅がちょっとですね。昨年に引き続き同行してくれた首都圏在住の後輩ONDからはサイズ3の試着も進言されましたが、着丈的にも裄丈的にも1で問題なかったので押し切りました。

それでいざ仙台のストリートでnonnativeのスウェットパーカーのフードを被って絶賛オラついている真っ最中かと思いきや、実はそうでもありません。

フードを被ること前提で新たにスウェットパーカーを購入したのですが、思っていたよりもキツすぎて被れなかったという。まさに本末転倒、最悪のパンチラインです。

そうですね、vendorでの試着時にフードの被り具合は確認しました。当然。でも「(ちょっとキツいけど大丈夫だね…^^)」程度であっさり購入を決めたのがダメでした。安易でした。まあ、事実として1では相当キツいです。キャップの上からともなると殊更。ペニスの大きさに合わない小さいサイズのコンドームを無理に装着したとでもいいますか、そもそも余裕があるからキャップの上から被っても様になるわけでして、余裕がないものを無理に被っても不格好になるだけじゃないですか。いや、これならONDの進言通りに3も試着してみるべきでしたね。実際に郡山で2を試着した時は、普通にキャップの上からフードを被れたので。ええ。でも、あの時も1ほどではないですが多少キツかったでしょうか。UNUSEDのスウェットパーカーのようにガバッと被れる感じではなかったですねー。海外の取り扱いディーラーのモデルは3でさらっとフードを被っていましたが、だからといって3にすると今度は着丈が長くなってしまうだろうから難しくありまして。ああ、無情。


というわけで、わざわざ東京で購入してきたスウェットパーカーのフードを被ろうとしたけど被れなかったという話でした。

nonnativeのスウェットパーカーは仕方がないのでフードを被らずに着用しています。

このブランドでこのカラーだからこそ被りたかったのですが、こればかりは僕の不徳の致すところ。痛恨の極みです。とはいえ、アイテム自体はとても気に入っているので満足しています。ちなみにポケットはサイド部分、丁度へそに当たる中央の位置に仕切りがあってセパレートされています。通常のカンガルーポケットよりは容量が大きく、ポケットの中に入れた物を落とす心配もなさそうな安心安全のディテールとなっています。

UNUSEDのスウェットパーカー2点は相変わらずフードを被って着用しています。

インスタ等でファッション的にイキりたいマッシュヘアーのウンコ大学生どもに悪い意味で人気を博しているUNUSEDですが、まあ、おしなべて糞ダサいから全員死ねって感想しかありません。杜の都が誇る33歳独身の孤高のファッショニスタから言わせてもらえばそうですね。UNUSED自体は好きですよ。

それと昨今はスウェットパーカーではなく、フーディーと呼ぶのが主流みたいでアレですね。nonnativeでも17AWからPARKERからHOODYに変更されたぐらいですからねえ。まあ、僕としては世代的にもパーカーでいいですね。やはり。

そういえば、以前交際していた激安中古肉便器の女子大生は頻繁にスウェットパーカーを着ていたので、唐突にフードを被せるいたずらをよく仕掛けていました。アーケード街で、ショッピングモールで、自室で、車内で絶妙なタイミングを見計らいながら。そして大体毎回いつもまんまとフードを被せられ、一瞬驚いた後に「もー、ダメだよリーくんてばw」とフードは被ったままで無邪気に微笑みかけてきたものですが、あれから8年近くが経過して今では自らスウェットパーカーのフードを被るようになりました。エモーショナルです。

今日からSENDAI光のページェントも始まりましたけれど、僕は周辺を運転中に車内から眺めるだけでしょう。UNUSEDのスウェットパーカーのフードを被りながら。

ぼくのマネー

東京に行く前にコインケースを新調。

2011年の秋頃からSASQUATCHfabrix.のスカル刺繍のコインケースを使い続けてきましたが、今年に入ってからファスナーがいまいち不調で開閉がスムーズに行えない為、さしあたり上手くごまかして使い続けつつ新しいコインケースを探していました…。

それで色々と探し回った結果、hobo、PORTER、visvim、DIGAWEL、HenderScheme等々で良さげなコインケースを見つけたものの、いずれも決め手に欠けて購入するまでには至りませんでした。まあ、面倒ですからね自分。そして「結局このままSASQUATCHfabrix.でやり過ごすしかないのか^^;」と半ば諦めかけた矢先に、ようやく邂逅することができました。

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・DWELLER POUCH COW LEATHER
ということで、やはりnonnativeでしょうね。いや、むしろnonnativeだからこそ購入したとも言えます。まあ、アイテム名がPOUCHということもあってか、いざ発売されて詳細を知るまで完全にノーマークだったんですよね。収納力のある多機能ポーチみたいなものだと思っていて。しかし、蓋を開けてみたらコインケースだっという。そりゃあ購入しますよ。仙台のセクキャバ(※前回の日記参照)に行って以降、別方面でもちょっと出費が嵩んでしまい、金銭的に若干厳しい状況ではありましたが強行しました。とりあえず一旦購入すればダメになるまで使い続けますし、悩ましい開閉の問題からも解放されますし、それに折角なら新しいコインケースで東京に行きたいとも。はい。

決め手はまあ、やはりメインポケットとカードポケットとフラップポケットからなる三段仕様。それと画像ではわかりませんが、裏地にリバティー柄が使われていることですね。

一番大きいメインポケットには500円硬貨、100円硬貨、50円硬貨を入れています。
枚数でいえば、余裕で20枚以上は入りますね。30枚以上でもノープロブレムかと。そしてファスナーを開くと、17AWの象徴ともいえる鮮烈なリバティー柄がお目見えします。表と裏のギャップというか二面性というか、nonnativeらしいユーモア溢れる意匠が凝らされていてアレですね。

次いでカードポケットなんですが、とりあえず免許証だけですね。
仕事で車の運転をする機会が多いため、コインケースだと財布ほど大袈裟にならずにサクッと携帯できますし、コンビニ等で買い物をする際にも便利です。ただしカードの枚数を増やしすぎると、メインポケットとフロントポケットの収納力や機能性が悪化してしまうので、だから免許証だけなんです。3枚までが限度でしょうかね。折り畳めばお札も入ります。あと東京行きに際しては新幹線の切符、現地でも電車利用時に切符を入れておくのに役立ちました。

最後にフロントポケットには10円硬貨、5円硬貨、1円硬貨を入れています。
メインポケットだけのコインケースに枚数が多く入っている場合、探したり確認したりするのが手間になってしまって会計時に出すのが億劫になりがちな細かい硬貨も、こうして分離することで爽快かつスムーズなペイが実現。苦慮しなくなりました。しかしながら、逆に釣り銭が299円とか399円だったりすると、その場でスムーズに分けて収容することができません。一長一短ですね。

リバティー柄の裏地はメインポケットだけでなく、カードポケットとフロントポケットにも同様に施されています。こういうディテールが好きなんですよ。ええ。素材は上質のカウレザー、バックにはブランドネームも刻印されています。価格は約2万円。さすがの僕も高いと感じましたし、むしろ今でも高いと思っていますが、そこは実用性の高さとディテールに免じてご愛嬌ですかね。そもそもnonnativeでコインケースが出ること自体、過去のシーズンを遡っても記憶にないぐらい相当珍しいので、そういった稀少性も考慮すれば。まあ。

ちなみに直営ECから購入しました。僕はすぐに必要だったのでプロパーで購入しましたが、セールまで普通に残ると思うので狙っているという方は慌てずに待ってみてもいいでしょう。でも、セール対象になるかどうかはわかりません。


それで東京から帰ってきて財布も新調しました。

まあ、新調したというよりは新調せざるを得なくなったというアレが正鵠でしょうか。よりによって便器の中に落としてしまったんですよ、しかもまだ流す前の便器の中に。

そうですねー、東京から帰ってきて3日後の夜に激しい頭痛、悪寒、全身倦怠、さらには下痢の症状に見舞われてしまったのですよ。それで翌日、朝一番で近場の内科へ行こうと準備して玄関に向かったら、そこでまたも下痢が襲ってきてしまいトイレに駆け込みました。

もう夜通しでずっとこの調子でだったので、とにかく疲労困憊でした。さながら地獄でした。地獄穴でした。それでも気力を振り絞って肛門とその周辺をトイレットペーパーで丁寧に拭き、下着とパンツを同時に腰付近まで上げてベルトを締めようとしたところで、何かが水面に落下したような嫌な音が聞こえたのです。そう、右バックポケットに入れていた財布が落ちてしまったのです。便器の中に。ああ、なんということでしょう。

一瞬硬直した後、半狂乱状態で便器の中から財布を掴み取り、トイレットペーパーで何度も何度も拭きました。肛門とその周辺を拭き取ったトイレットペーパーがクッションの役目を果たして、絶望の完全浸水はだけは免れました。カード類や診察券や保険証は何とか無事でした。しかし、それらは財布の特殊なディテールによって、複数の福沢諭吉夏目漱石に守られたからであって…。

残念ながら、お札(計63000円)はすべて濡れていました。
これではどうしようもないので親から金を借りて内科に行きました。
そして診察の結果、急性胃腸炎でした。はい。

ええ、下着とパンツを同時に腰付近まで上げた時に勢い余って落下してしまったのでしょう。状況的に。ポケットへの収まりがとても良い財布だったので物理的にどうかとも思いますが、そもそも肉体的にも精神的にも弱っていてまともな状態ではなかったので、実はポケットにしっかり収まっていなかったのかもしれません。もしくはパワーの使いどころを誤ったともいうか。まあ、嘘松呼ばわりされることはないでしょうけれど、ブログのネタ欲しさに63000円も入っている財布をわざわざ便器の中に、しかも故意に落下させるかといった話ですよ。とにかく事故です事故。アクシデント。あと急性胃腸炎はマジでヤバいってことで。はい。

急性胃腸炎自体は処方された薬で翌日には快方に向かいました。

しかし事故とはいえ、まだ流す前の便器の中に落ちてしまった財布の継続使用は諦めました。気分的にも、衛生的にも。だから仕方がなく、財布を新調することにしたのです。汚水で濡れてしまった63000円は乾かした後、一旦銀行のATMから自分の口座に預け入れて、数十分後にスーパーマーケット内のATMからそっくり引き出しました。姑息な手段でお札をすべて入れ替えて自宅に戻り、スマホをチェックしたら財布を発送したという旨のメールが届いていました。とりあえずそうですね、忌まわしき9枚の紙幣に運悪く当たってしまった方はごめんなさい。

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・Wax Leather Money Clip
それで、こちらが新調した財布です。ブランドはmeanswhile、御存知の方も結構多いことでしょう。アイテム名はマネークリップとなっておりまして、その名の通りにお札は開いて中央部分、真鍮製のクリップでパシッと留める仕組みになっています。

いやはや、これが本当に便利です。視認性の向上により会計はスマートかつスピーディー、またオフタイムでの枚数の把握もとても容易。それでこのマネークリップはお札がカードポケットの上に丁度重なる構造のため、便器の中に落としてもカード類や診察券や保険証が被害に遭わなかったのです。そうですね、今回が2代目です。昨年6月に購入して、丁度10日前に便器の中に落とすまで使用していたのが初代。

さて、その他の機能面でいいますと、カード類は最大で10枚近くが収納可能。あと自分はコインケースとの両刀なので殆ど使用していませんが、バネ口式のコインポケットも備わっています。だからそう、マネークリップというとなんだか意識高くて構えてしまいますが、本来的な財布としても非常に使い勝手に優れたアレなんですよ。nonnativeのDWELLER JEANSシリーズと同じで、ブランド側が継続的にリリースしているという点でも信頼性の高いアイテムかと思います。価格も16200円とnonnativeのコインケースよりも安いです。ちなみに手元に届くまで17AWがワックス仕様だと知りませんでした。ノンワックスだった初代16SSと同一だと思って注文したので…。


そんなこんなでコインケースと財布(マネークリップ)についてでした。

まあ、ブランド問わずシーズン的には結構旬なアイテムにもなるのではないでしょうか。コインケースや財布となりますと、ことクリスマスプレゼントなんかに。

ただ、あくまで持論ということでそうですねー、自分で使用(着用)するアイテム、および自分が欲しいアイテムは自分で購入するべき。プレゼントとしてではなく。プレゼントだとなんというか、裏切られることもあるじゃないですか。自分が望んでいたアイテムと異なったり、そのものプレゼント自体が貰えなかったり。それはつまり、対人だからこそ発生するアレです。要するに恋人やパートナーですね。連中は、いかなる時も自分に思い通りに願いを叶えてくれるようにプログラミングされたロボットではないのです。日頃から常々、裏切りの要素を秘めています。だからプレゼントなんて最たる例ではないでしょうか。そもそもクリスマスにバースデーに交際記念日他、そういうイベントに託けてプレゼントを贈呈しあう行為が不文律のように義務化しているのがおかしい。特に雌。欲深い雌。たとえば今月11月に交際を始めたカップルがいたとしまして、彼女のバースデーが1月、彼氏のバースデーが10月だとしたら、もうアドバンテージ的に不利じゃないですか。彼女は早速クリスマスプレゼント、さらに来月にはバースデープレゼントと続きます。ハッピーですね。かたや彼氏も何かしらのクリスマスプレゼントはもらえるでしょうけれど、バースデープレゼントの方は当分先まで待たなければなりません。しかし、6月に別れることになってしまいました。彼氏のバースデープレゼントはなかったことになります。残念なことに。元彼女の方は別れたら別れたで、またクリスマスに照準を合わせて次のパートナーを確保しようと躍起になります。クリスマスにさえ間に合えば、また2ヶ月連続でプレゼントをもらえることができますからね。ああそうだよ、激安中古肉便器のクソ女子大生が。

2009年の8月に交際を開始して、10月には本人の希望通りのバースデープレゼント、12月にもねだられてクリスマスプレゼントときましたが、ようやく迎えた2月のマイバースデーで女子大生からのプレゼントはありませんでした。資格取得で忙しいとか、今後の交際を考えたいとか言われて距離を置かれていた期間だったので。はい。で、そのまま3月に無事破局を迎えました。「リーくんが欲しいって言うなら、誕生日プレゼントあげるけど…」とか一応言われましたが、そこは固辞しました。まあ、そんな今更終焉したところで仕方がなしに贈られても嬉しくないじゃないですか。交際期間中に贈られてこそじゃないですか。それにさー、大体にして絶対にプレゼントなんて贈るつもりなかったと思います。その2月にmixiで別の男(田舎のクソミュージシャン崩れ)を見つけて乗り換えていましたからね。死ねよゴミ女が。本当、出来るだけ不幸な人生を送っていて欲しいですねー。特に経済的に困窮していたら最高です。いや、むしろ困窮してろ。生活保護を受けるぐらいのレベルで困窮してろ。親が仙台市内に複数の土地とアパートを持っているボンボンと一緒になっていれば、金にも食う物にも苦労せずにいられたんですけどねえ。ざまあ。死ね。死ね。そもそも7月に元交際相手に振られて、7月末に僕と出会って8月に即交際である。本人が希望していたプレゼントだって、振られなければ元交際相手にプレゼントされる予定だったとのこと。改めてまあ、なんと都合のいい財布的な存在だったのでしょう。僕は。そりゃバースデーとクリスマスに贈られるだけ贈られたら、僕のバースデーなんか身勝手に距離を置いて贈らなければいいだけ。そして用が済んだらポイである。僕だけ一方的に贈り損である。「向こう(元交際相手)には誕生日プレゼント贈ったのに、私は誕生日前に振られたから貰えなかったんだよねー悔しいw」なんて言ってた女が、今度はそれである。殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す。

それで2010年の4月、僕は急性胃腸炎になりました。

あの時、レイプして殺してからまたレイプして四肢切断して仕上げにガソリンかけて着火していたとしたら、こんなパセティックな人生を送らずに済んだことでしょう。マジで人生失敗したなー、って。ええ。だからそう、自分で購入しろ。自分で使用(着用)するアイテム、および自分が欲しいアイテムは自分で購入しろ。相手に頼るな。購入しようとしていたけどやっぱりやめたとか、当初とは別のアイテムを購入してしまったとか、自分で自分を裏切ることはあるかもしれません。でも、懊悩するのも迷惑を被るのも自分だけ。他人を巻き込むことはなく、全てがピースフルに自己完結。だから自分で購入しろ。働いているなら殊更。0歳~15歳はどうしようもないから頼れ。全力で購入してもらえ。プレゼントしてもらえ。僕は恋人やパートナー同士によるプレゼントの贈呈やイベントに託けたプレゼントの贈呈を否定しているわけではありません。それはそれで気概のある方々がやればいいでしょう。愛情を確かめ合えばいいでしょう。ただ、自分だけが贈って相手から贈られなかったという不遇を嘆き、またそういった機会を損失したことに悲憤慷慨しているからこそ、相手に頼らずに自分で購入しろと言っているのです。最善の自己防衛策として。どうせなら、自分で汗水垂らして働いて得た金で購入した方が気持ちいいでしょう。自分の金で。それが理解できない奴は、売春婦以下の激安中古肉便器でしかない。

今年も残すところひと月半、新調したコインケースと新調せざるを得なかったマネークリップと共に体調管理に気をつけながら頑張っていきたいですね…。

さよなら分町

仙台のセクキャバに行ったのも、もうひと月前の出来事になってしまいますか。

そうですねー、昨年11月に池袋のセクキャバで人生観が変わるほどの至福の40分を体験して以降、僕の中で空前のセクキャバブームが巻き起こり、既婚者の友人達やバスケのチームメイト達に如何にセクキャバが素晴らしいかを語って聞かせつつ、爆サイ等も駆使しながら熱心に情報収集に励み、折を見て仙台のセクキャバにも足を運ぼうと画策していたのですが…。

まあ、うまくタイミングが合わなくてですね。

たとえば飲み会を開いたり開かれたりしても、交通の利便性や近年の著しい発展ぶりからどうしても仙台駅前を選択しがちになってしまい、そういった系統のあらゆる店舗が一同に介している国分町、或いは位置的に近い一番町で飲むということがめっきりと減りました。こと30代になってからは。んー、これがいわゆる仙台市民の国分町離れですか。東北一の歓楽街なんですけどね。ちなみに市民ないし県民同士なら分町(ぶんちょう)で通じます。

仙台駅前から国分町まではアーケード街突破の正攻法だと約20から25分、アーケード街を通らない脇道ルートでも約15から20分と存外距離がある上、21時以降だと終電のリスク(仙台はJR、市営地下鉄ともに24時頃に終電)も背負わなければいけなくなる為、結構難儀なんですよねこれが。仙台駅前で2時間飲み放題コースで19時から開始する場合、終了は確実に21時を過ぎます。状況によっては21時30分ぐらいになることも間々あります。で、そこから国分町に移動して二次会セクキャバコースになりますともう23時、店の混雑次第では下手すれば24時ギリギリになってしまうじゃないですか。地下鉄なら最寄りの勾当台公園駅か広瀬通駅からすぐに乗ることができますが、JRだと仙台駅前にリターンしなければならない為、はい。これが鉄道網の発達していない仙台ならではのアレです。つまるところ、無茶をせずリスク回避で仙台駅前に留まるということです。23時40分に店を出ても、そんなに慌てずに駅に向かえますからね。

あとはこう、やはり全員が同じベクトルではないともですよ。

そもそも世の中の男全員がセクキャバ好きではないし、行きたくない人を無理に連れ出すのもよくありません。折角集まったからこそ、皆でゆっくり飲んで話したいという人だっています。そこを慮りますと、二次会も引き続き飲みますかという流れになり、後ろ髪引かれつつも結局そのまま終電前に帰宅というパターンもそうですね。かなり大袈裟ですけれど、こういった幾つかの経験から"終電を捨てる覚悟"だと思い知らされたんですよね。仙台でセクキャバに行くということは―。


そうしてセクキャバに行けぬまま冬が過ぎ、春が過ぎ、夏が過ぎ、秋が訪れたところでようやくチャンスが到来しました。バスケのチームメイトの結婚式の二次会です。

場所は仙台駅前ではありましたが、披露宴の関係から開始時間が遅く、ともなって終了時間も22時以降との見込みからこれはもう行くしかないと決めました。終電を捨てて、念願のセクキャバに。

とはいえ、1人で行くには少々心細かったので、同じく二次会に参加するメンバーの中から喜んでセクキャバに行きそうな2名に水面下で声がけして同行者を確保。また、9月中頃から余分な出費を極力減らすように努め、金銭的にも万全の態勢を整えました。

二次会自体はそうですねー、僕が想像していたよりも遥かに楽しい時間を過ごすことができまして、保育士に彼氏がいたり、女子大生をデートに誘って断られたり、僕が"無能無策のクソ野郎"と痛罵しては蛇蝎の如く嫌っているクソ野郎も会場にいたりもしましたけれど、それでもチームの代表としてこの場に立ち会えたことに感慨無量でした。縁て大事ですよねえ。ただし女子大生は殺すし、クソ野郎はとっとと自殺しろ。死ね。

23時前に二次会が無事にお開きになった後、水面下で声がけしていた2名と共に国分町での二次会の二次会にいざ向かわんとしたところ、何かを嗅ぎつけた1名が急遽追加で一緒に行くことになり…。

・リーモ 33歳独身 ポジションC、PF
・ロード 30代前半独身 ポジションPG
・ウエスト 20代後半独身 ポジションSG
・ビレッジ 30代後半既婚 ポジションSF、PF

そんなわけで当日の国分町セクキャバリアーズがこちら。僕以外は名字や氏名の一部を取り、英語でわかりやすく表記しました。ポジションについてはバスケを知らない方はさっぱりでしょうけれど、あえて説明を省きます。ちなみにロードとウエストが水面下で声がけした2名、ビレッジが急遽追加の1名です。

約15分ぐらいでサタデーナイトで活況を呈す国分町に到着したセクキャバリアーズ、僕を先頭に目的の店舗を目指して進んでいきます。今回選んだセクキャバは、ホテルグランテラスの向かいのビルに入っている某。女の子の在籍数も多く、色々とサーチして評判もそう悪くなかったので。

受付を済ませて先に料金(7000円)を支払い、うがい薬で口内を洗浄してから、注文したドリンクを渡されて店舗横の待合スペースで待機することに。間もなく始まるダウンタイム終了後に案内するとのことで、4人で賑やかに談笑しながら待っていました。仙台のセクキャバは初めてでしたが、昨年の池袋の時のような不安や緊張は全くありませんでした。勝手知ったる街ならではの安心感、それに心強いチームメイト達が一緒だったのもアレですね。

10分ほどして店内に通された席は、仕切りなしのオープンスタイル。

全員が女の子とのあんな格好もこんな行為も世界まる見えテレビ特捜部状態。そうですねー、受付時に座席が2種類あってどちらにするか言われたのですが、事前に座席云々までは詳しく調べていなかったので、とりあえず4人全員が初来店ということからスタンダードな方を選択したらこれでしたよ。不覚でしたね。

まず「ちょリーモさん、これ全員見えちゃうじゃないすかwww」とウエストに責められましたが、「まあまあ、こういうのも案外ありなんじゃないw」とビレッジさんが肯定的意見を述べると、「俺も面白いと思いますよ」とロードも笑みを浮かべながらクールに返答、「わかりました!だったらむしろ見せつけてやりますよwww」とウエストが意気込んだところで、各々が適当に着席していきました。コの字型のソファーを半分にしてビレッジさん、ウエスト、僕、ロードの順に着席して女の子が来るのを待ちました。

【1人目】
女子高生風のコスチュームでやってきたのはギャル風の茶髪ロングヘアー。年齢を聞いたら20歳。胸はBカップ(推定)。

メガネを外していた上に店内の照明が暗すぎて、至近距離でもそこまで顔がわからなかったのですが、結構整った顔立ちで可愛い感じではありました。左隣のウエストも「可愛かったっすよ!」と言っていたので、まあ、可愛かったのでしょう。

明るくフレンドリーに接してくれて、ダウンタイムまでの雑談も楽しめました。だからドリンク(1000円)も入れてあげました。ただ、左腕にリストカット痕っぽいのがちらりと見えたのが気になりましたね…。

お待ちかねのダウンタイム突入後は、対面座位の格好で胸元に顔を埋めたり、べろっべろのディープキスを満喫。そこで「耳噛んでくれない?^^」と頼んでみたら、左隣のウエストに大爆笑され、ウエストの上に乗っていた子からも笑われました。解せません。それでも実際に噛んでもらいましたが、あまり慣れていないのかすっげー痛かったです。でもね、この痛みが大切なんですよ。

【2人目】
またも女子高生風のコスチュームでやってきたのは茶髪ボブヘアー。強いて言うなら誰でしょう、AKBのどれかですかね。僕好みで可愛かったです。年齢は23歳。身長は160cm代後半。

1人目の子以上に明るくハキハキしていて、とても話好きな子でした。今も現役で色々とスポーツをこなしているとのことで、腕周りや腿周りの肉付きがだいぶ逞しかったですね。筋肉質ともいうか。腹回りに関しては若干だぶついていましたが、リーちゃん的にはオールオッケー。

そういったスポーティーな会話の中で、何気にシャツの上から胸を触ってみたら、今までに味わったことのない大きくて柔らかな感触が―。

「おお、君これおっぱい大きいね!いくつあるの?^^」

「Fありますよ♪」

「Fとかヤバいねー、あとで見せてもらうよ^^」

「いいですよw」

「ひょっとしたらこの店で一番大きかったりするのかな?^^」

「うーん。そうですね、わたしが一番大きいですねw」

「ウェーイ!!今日ここに来て、君に出会えてよかったよ…^^」

「じゃあね、ドリンク(1000円)頼んでもいいですか♪」

「おう、耳噛んでくれるならいいよ^^」

「やったあ!わたしい、耳攻めるの好きなんで任せてくださいw」

さあ、お待ちかねのダウンタイム。宣言通りの巧みな耳攻めに変な喘ぎ声を連発しつつ、ディープキスもしっかりと堪能。さらにシャツをはだけてもらい、夢のFカップとの御対面―。

いやね、リーちゃん今まで見た生のおっぱいが最高でCだったので、初めてだったんですよ。F。まあ、大きいですよね。F。ポアダポアダポアと叫びたくなりますよね。F。そりゃあ紙媒体や映像作品で何千回と見てはきましたけれど、本物のFの迫力はやはりそれらとは比べものにならなくてですね。だからダイレクトに触って、揉んで、顔を埋めて、沢山甘えました。33歳独身彼女なしの孤独、焦燥、寂寞、悲哀、諦観等々を全て受け止めて貰いました。F。F。

ダウンタイム後は延長せずに終了することになり、全員の女の子が出入り口までお見送りについてきてくれました。

「リーモさん、さっき照明暗いからカッコよく見えるって言ってたけど、明るいトコでも十分カッコいいじゃないですか!」

「いやいや、でもまあ、そう言ってもらえるとありがたいね^^」

「(ジャケットの裾を引っ張りながら)また、来てくださいね♪」

「オッケー、来た時には指名するよ^^」

最後の最後までサービス精神旺盛というか、器量が良いというか、抜け目のない子でしたね。はい。

そして退店後のセクキャバリアーズ、店舗横の待合スペースでタバコを吸ったり、感想を述べ合ったりしました。ひとまず全員が存分に楽しんでくれたみたいで、店を選んで連れてきた側としても大変アレでした。4人の絆が深まった夜でしたね。

僕は翌日、というかすでに日付変わって当日も仕事だったので、まだまだ国分町を満喫していくという3人を残して帰宅の途に着きました…。


というわけで、今度は仙台セクキャバ体験記でした。

そうですねー、2人目の子のインパクトが強すぎて、1人目の子の印象が相当薄くなってしまったのですが、総合的にはどちらも当たりです。まあ、40分7000円+ドリンク代2000円=9000円なら許容範囲ですね。支払った分だけきちんとサービス受けましたし、特にこれといって不満はないです。

とはいえ、よりによって仙台でフリーで初来店して、そこで指名したくなるような子と出会ってしまっては、週1ぐらいで通いたくなるのでいけません。僕好みで耳攻めが得意でサービス精神旺盛なFカップですよ、マジで通いたくなるから困ります。と言いつつ、まだ踏み止まってはいますが、さて。

・女の子が3人
・常時対面座位
・照明がやや明るい
・女の子のドリンクはなし
・テーブルでタバコが吸える
・飲み放題メニューにビールがある

この辺りがまあ、昨年行った池袋のセクキャバとの相違点ですかね。これで同じ40分7000円となりますと、仙台の方は幾分割高には感じますね。むしろ池袋の方が上質すぎるのやもしれません。ただ、仙台はオマンコへの接触も可だったので、そこはまたアレでしょうか。ともあれ予てより切望していた仙台のセクキャバに行くことが出来たので何よりでした。今月の池袋セクキャバレポはまた間を空けていずれ。

国分町から広瀬通りを仙台フォーラス方面に歩き出した僕の足取りは、これまでにないほどにとても軽やかでした。しかし、こんな晴れやかな気分で国分町を後にしたことが過去あったでしょうか。いや、ない。合コンで不愉快な気分を味わったり、合コンで散々な目に遭わされたり、想いを寄せていた子に告白しようとしたら失敗したり、もう帰りたいのに先輩に無理に連れ回されたり、別の先輩から「俺、実は隠し子いるんだよ…」とか唐突にカミングアウトされたり、酩酊した挙句にトイレに1時間半籠城したり、相席でブスとゴミ相手にして15000円も支払わされたり、本当碌な思い出がないですよ。だからこそ、どこか意図的に国分町を避けるようになっていたのでしょう。でも、セクキャバは最高でした。セクキャバはもたらしてくれました。国分町からの心地よい帰宅の途を。また、それは初めて自分の意思でセクキャバに行ったからでもありますよね。達成感ともいうか、成功体験ともいうか。

コンビニに寄ってタバコとミネラルウォーターを購入してから、客待ちをしているタクシーに乗り込みました。ドライバーに行き先を告げて車両が進行方向に走り出すと、まだ煌々と不穏に色めく歓楽街のネオン群を惜しみながら、膝に置いていた右手をすーっと顔の真横まで挙げて、さよなら分町。

池袋七千会

2016年の11月上旬、東京は夜の11時、僕は池袋駅西口のセクキャバにいました。

そのセクキャバは、そこかしこの路地に跋扈するやり手のキャッチ達から逃れるように駆け込んだ無料案内所で紹介されました。すごい人の良さそうなボーイの兄ちゃんがわざわざ案内所まで迎えにきてくれたのも助かりましたね…。

そうして無事に店まで到着すると、ルールやシステム等の説明を受け、前払い制とのことで先に料金(7000円)を支払いました。ただ、すぐに店内に通されることはなく、先立って注文したビールを手渡されて店前の椅子とテーブルだけの簡素なスペースで待機することに。10分ほど経過してからようやく店内に通されましたが、そこでもまた10分近く待機しました。当日はウィークデーでもうすぐ日付も変わるというのに、これが中々繁盛しているみたいで、まあ、仕方がないか、とすっかりぬるくなってしまったビールをちびちび飲んでいました。

そもそもリーちゃん、この時が32歳(当時)にして人生初のセクキャバ。

ソープやデリヘルといった風俗の類いは一切経験なし、キャバクラなんかも付き合いで数回行っただけというアレでして。だからこう、とにかく緊張と不安で一杯でした。中目黒のvendorで大幅に予算オーバーながらも意を決して約10万円のアウターの購入したり、池袋駅東口の大衆食堂で女子大生殺すと管を巻いていた僕とはまるで別人、まさに借りてきたキャット状態でした。

一方、隣に座っている首都圏在住の後輩ことONDは余裕の態度、さすがプロアマ問わずに今まで散々遊び尽くしてきた男だけあります。大体にして、ONDこそが僕をセクキャバに誘ってきた張本人である。恵比寿駅のロータリー付近にある青空喫煙所で、会って5分も経たないうちに。「じゃあリーモさん、今日セクキャバ行きましょうよ!池袋のセクキャバ、マジでレベル高いっすよwww」。ちなみにOND、有名人で言うとめちゃくちゃ愛想のいい田中将大(ヤンキース)、もしくはNBAニューオーリンズペリカンズに所属するデマーカス・カズンズって感じですかね。体格的にも。そして、既婚者。

そんなこんなで大人しく待機していると、聴き覚えのあるイントロが耳に飛び込んできました。

「あれ、待って、これNEW FOUND GLORYの"ALL DOWNHILL FROM HERE"じゃん。OND知ってる?知らない?まあ、いいや^^」

そう、2004年にリリースされた通算4枚目のアルバムの2曲目、NFGの中でも屈指の名キラーチューンが店内BGMとして流れたのです。それは当時、西海岸のポップパンクに傾倒していた僕にとっては非常に思い出深い青春アンセムでもあり―。やたらパンキッシュでアップテンポな曲ばかり流れてるなー、とは店内に通された時点からアレしていましたが、ここでまさかのNFG、しかも池袋のセクキャバという奇妙な組み合わせ。これには僕も思わずテンションが上がり、タバコを咥えながら指でリズムを刻んでいると次第に緊張もほぐれてきました。まあ、セクキャバというロケーションなら代表曲の"HIT OR MISS"辺りでも悪くないですけどね。


それで約20分間の待機の末、遂に席に案内される時が訪れました。

ONDと離れ離れになったことに、セクキャバでの勝手がわからない僕はまた一抹の不安を覚えましたが、今にして思えば離れ離れで正解でしたか。

案内された席は仕切りがなく、奥の方では腹の出たスーツ姿のおっさんが女の子と対面座位の格好でべろっべろにディープキスをかましている真っ最中でした。その光景に少々面を食らってしまいましたが、まだビールが残っているグラスとタバコの箱をテーブルに置いてとりあえず腰掛けました。約10万円のアウターが入っている紙袋はテーブルの脚の部分に丁寧に立てかけ、目のやり場に困りながら僕の相手をしてくれる女の子が来るのを待つことに…。

【1人目】
うがい薬が入った紙コップを手にやってきたのは、若干メンヘラっぽい雰囲気の茶髪ショートヘアー。やや細身。推定23歳ぐらい。Maison book girlのコショージメグミ系統の顔立ちで、一見キツそうな印象を受けましたが、話してみるとふんわりしたアニメ声と独特のアンニュイな喋り方だったので一安心。

彼女は身体を密着させながら僕の横に座ると、源氏名を告げて名刺を渡してきました。その名刺を受け取り、僕もひとまず軽く自己紹介しながら様子を窺うことにしました。とにかくまあ、全てが初めてでこれからどうするのか、またこれからどうなるのかもわからないので。ええ。

「リーモさん、カッコいいね!」

「いやー、ここ照明暗いからそう見えるだけだよ^^」

「そんなことないよw」

「でもねー、おじさん全然もてないんだよ。先月も(女子大生を)デートに誘ったら見事に断られて、それですげーショック受けたから気分転換に東京に遊びに来たんだ…^^;」

「そうだったんだ、よしよし」

「で、(壁を指差して)多分向こう側にいる後輩に誘われて、初めてこういう店来たんだけど…^^」

「ふふふ、こんなトコ来ちゃダメだよーw」

そう言っていたずらっぽく微笑む彼女の表情とやさしさに辛抱たまらなくなった僕は、彼女の胸元(Cカップぐらい)に顔を埋めて衝動的に甘えてしまったのです。身長180cm超の32歳独身男性が、まるで幼児のように、まるで小動物のように、恥も外聞もなく甘えてしまったのです。甘えてしまったのです!!

時間にして5分ぐらいその甘えん坊状態をキープしていたでしょうか。ふと我に返って体勢を起こすと、タバコに火をつけて一旦クールダウンすることにしました。

「あ、もう火つけちゃったけどタバコ大丈夫?^^;」

「わたしも吸う人だからいいよ」

そう言うと彼女はおもむろに僕が指に挟んでいたタバコを奪い、一口吸い出して煙を吐き出さないまま、またいたずらっぽく微笑んで顔を近づけてきたのです。「え、このままキスすんの!?」と驚きつつも、そこは僕も拒否するわけがありません。喫煙者同士だからこそなせる、高度かつスモーキーなキスでした。それは以前交際していた女子大生以来、およそ6年半ぶりの女性とのキスでしたね。思い起こせば。はい。ああ本当、殺したくなります。女子大生。

そこからはタバコそっちのけでひたすら濃厚なディープキスを交わし続け、久しく忘却していた感覚を味わい、存分に愉悦に浸りました。そして、時間が来たところで終了。延長はせずに次の女の子を待つことに。

【2人目】
次にやってきたのは、元気で明るい黒髪ショートボブ。中肉中背。推定25歳ぐらい。ちょっと何かが足りない広瀬すずといった感じで、とても僕好みでした。1人目とは打って変わり、体育会系っぽいハキハキした喋り方が印象的でした。

「あんま時間ないんで、とりあえず乗っちゃいますね!」

と、名刺を渡されて自己紹介をした後、彼女の主導ですぐに対面座位の格好になりました。さらに危うく射精してしまうんじゃないかというぐらい、いきなり上下にガンガン激しくグラインドしてきたのでヒヤヒヤさせられました。まあ、これが本来的なセクキャバのアレなんですよね。1人目の子が乗らなかったのは、勝手がわからなかった僕のイレギュラーによるものだからアレです。

「やべえ、耳にすげー吐息かかる、耳弱いんだよね…^^」

「おお、それフラグですか!?攻めちゃいますよー!」

サービス精神旺盛な彼女から耳に息を吹きかけられ、全体を舐められ、耳たぶを甘噛みされ、リーちゃんも思わず変な喘ぎ声を連発してしまいました。そして、自分がいかにバカでアホでダメなクズ野郎であるかを語りながら甘えに甘えつつ、時折べろっべろにディープキスも交わして楽しむことができました。

今回も時間が来たところで終了。またも延長はせず、最後の女の子を待つことに。

【3人目】
最後にやってきたのは、黒髪ポニーテール。中肉中背。年齢を聞いたら23歳と言っていました。さらに北海道出身とも。

顔はそうですねー、なんというか普通でしたね。平均的というか、モブ的ともいうか。とにかく普通。安定感抜群の普通レベルの普通フェイス。そういった意味では面白い子でした。喋り方も明るく活発な感じで、2人目の子と同様に名刺を渡してくるや否や、すぐに僕の上に乗っかってきてくれました。

さすがに3人目ともなるとだいぶ手慣れてきたので、耳を攻められて変な喘ぎ声を連発して、自分がいかにバカでアホでダメなクズ野郎であるかを語りながら甘えに甘えつつ、時折べろっべろにディープキスも交わしながらも、もっとこう会話に比重を置いて交歓していたと述懐します。言うなれば、恋人同士の他愛もない日常的な会話というか。下着の色を聞いたりとか、特殊性癖を披露したりとか、北海道=カニという安直な連想からなるトークだったりとか、池袋という場所についてとか、セクキャバにきた経緯とか……。彼女も話好きだったようで、終始そんな感じで和気藹々と過ごしました。

終了間際、ボーイが席まで来て延長するかどうかを尋ねてきましたが、事前にONDと取り決めていた通りに延長せずにフィニッシュ。

こうして僕の人生初のセクキャバ体験は無事に終了を迎えたのでした。

「いやー、今日のセクキャバすっげーよかったすよ!終電ヤバそうだったんでやめましたけど、マジで延長したいぐらいでしたね!リーモさんはどうでしたか?楽しかったすか?」

ONDが終電に乗り遅れそうとのことで急ぎ足で池袋駅まで向かう道すがら、このように聞いてきた彼に対して、僕は満面の笑みを浮かべながら無言で右手を差し出し握手を求めました。

「―そうでしたか、よかったっす!仙台で色々あったみたいですけど、リーモさんが楽しんでくれたなら何よりです!また一緒にセクキャバ行きましょう!!」

ONDはがっちりと、力強く、僕の手を握り返してくれました。急展開ではありましたが、ONDが居なければ、東京に来なければ、こんな最高のパラダイスを知ることはなかったのです。彼には感謝しかない。とはいえ、そもそも東京に来ることになったのは女子大生をデートに誘って断られたからであって、つまりは女子大生が全ての元凶であり、女子大生犯してから殺す。


というわけで、もう1年前の話になりますが、未だにかなり鮮明な記憶を元に生々しさ全開でお送りしてきました。

そこまで高くはないけれどそこまで低くもないレベルの女の子3名と、恋人気分でいちゃいちゃしながら存分にディープキスを堪能できて40分7000円。いや、安いです。そもそも風俗全般にほとんど興味がなく、マスターベーションで事足りるから金の無駄遣いだと嫌厭すらしていた自分でしたが、これで7000円なら安いです。むしろ7000円で済むのかと感嘆します。そりゃまあ仕事とはいえ、拒否せず甘えさせてくれるし、ちゃんと話も聞いてくれるし、女の子次第では耳まで攻めてくれる。それで7000円。最高ですね。大体にして東京に旅立つ2日前、ワンチャン狙いの既婚者の友人達の策略に嵌められて仙台の相席に行くことになり、そこで辛酸を嘗めさせられたから殊更アレですよ。「(このレベルでタダ飯タダ酒食らうのかよ^^;)」と心の中で畏怖したほどのブスだったり、あまりにもクソみたいな態度に生きたまま真夜中のダム湖に放り投げたくなったゴミクズだったり、そんな碌でもない女どもと相席させられた上、さらに無駄に15000円も支払わされたらもうね。トータルで15000円ではないですよ、1人15000円ですからね。バカじゃねーかと。そうしたら本当、セクキャバがどれほど良心的で素晴らしいかなんてことは。ええ。とはいえ、相席はだらだらと3時間近くもいて15000円ですから、金額的には仕方がないというか当然ではあります。相席している状態で10分700円、1時間で4200円、そこに女どもの飲食代も上乗せされてしまうのでそうですね。はい。しかし、同じ40分なら2800円、飲食代の上乗せを加算しても4000円以内で落ち着くという。あれ、これではセクキャバの方が割高ではないですか。3時間(180分)だと30000円にまで跳ね上がる。しかしながら、セクキャバと相席の決定的な違いは支払った分だけきちんとサービスしてくれることです。対価というか、働いてる女の子はそれで給金を得ていますからね。まあ、それが良いんだよという方々も数多くいらっしゃることと存じますので一概に否定はしませんが、3時間近くもいて本番はおろかフェラも手コキもディープキスすらもなく15000円を支払わされる相席よりも、40分で大小様々なおっぱいとディープキスを満喫できるセクキャバが総合的に優れていることは自明であり、つまり端的に言えば相席はクソ。二度と行くかボケが死ねって感じです。

それと何でしょう、働いている女の子も大変ですよねアレ。実際。どんな客相手にも同じようにサービスしなければなりませんから。それは身だしなみには気を遣っている32歳独身相手であろうが、腹の出たスーツ姿のおっさんであろうが。等しく。そうですねー、2人目と3人目のインターバル時、そのおっさんの方に新しい子がきたのです。おっさんは女の子から手渡された名刺を受け取り、「ふーん」と如何にも興味なさげに応対すると、唐突に「昼、何やってるの?」と質問したのです。女の子が「アパレル…」と小声で回答すると、またも「ふーん」と興味なさげに頷いて、「じゃあ、乗ってよ」と尊大な態度で促し、女の子を乗せるやそこからひたすらにディープキスでした。ねっとりと、べろっべろに。そのやりとりを横目で窺いながら、「(東京で生きていくのは大変なんだなー^^;)」と若干センチメンタルになりかけた僕がいました。正直、風俗関係で働いている女性に偏見がありました。今まで。でも、彼女達も店の外に出れば普通の女の子なんですよね。JRでも私鉄でも電車に乗って、池袋駅前の交差点で信号待ちをして、スタバでキャラメルフラペチーノを飲み、パルコでウインドウションピングするような普通の女の子なんです。ただちょっと何らかの理由や事情があって、給金の高い風俗関係の仕事に従事しているだけなんです。あの時はシステムを理解していなかったのでアレですが、1人目と2人目には場内指名の権利が与えられていたのです。つまり、本来は1→2→3だった順番が、場内指名によって1→1→2、1→1→3、1→2→2になった可能性があったということです。で、僕がその選択決定権を持っていたわけなのですが、何度も言うようにシステムがわからないゆえに放棄する形になってしまったと。あと事前にONDから「リーモさん、指名はしないようにしてくださいね」と言われてもいたので。ええ。場内指名は2000円の追加料金が取られます。女の子にどれぐらいバックするのかは不明ですが、もし場内指名していたとしたら、本当は普通の彼女達の素の笑顔が見れたのかもしれません――。

はい、面倒くさい客です。ただ、価値観を大幅に変えさせられる貴重な経験ができました。それで今月、仙台のセクキャバにもようやく行くことができまして、その辺のエピソードは次の機会にでも。

さらに来月、東京に行ってONDと会う予定でもあります。

今年も女子大生をデートに誘って断られたわけではありませんが、とりあえず折角だから行ってこようかと。セクキャバに行くかどうかは当日のOND次第ですが、個人的には昨年と同じ池袋のセクキャバを再訪してみたかったりします。一体誰の趣味なのか、約15年前ぐらいのポップパンクが流れる不思議なセクキャバに。そういえばNFG以外では、MIDTOWNやFALL OUT BOYの楽曲も確認しています。デートに誘って断られた方ではない中古肉便器の女子大生と交際していた時はそうですね、そういったポップパンクやメタルコアスクリーモを流しながら自室でセックスに励んでいましたからね。だからこう懐かしくもあったのです。あの空間が。良い意味でも、悪い意味でも…。

場所は東急ステイ池袋の付近。40分7000円で3人の女の子と会えます。池袋七千会。

誰か迷彩を思わざる

保育士と出会ったのは、2年前の今時分のことでした。

20年以上のキャリアを誇るわりにそんなにバスケが上手ではない僕ですが、コミュニケーション能力の高さと思慮深い性格と責任感の強さを買われてチームの管理と運営を任されています。つまり代表、トップ、組織の長ということです。前任者から引き継いでかれこれ5年、時に苦心しながらもなんとかまだ継続できています。

この辺はそうですね、かつて勤めていたブラック企業(飲食)で店長的なポジションにさせられて、一癖も二癖もあるアルバイトやパートタイマーを統率していた経験が活きていますかね。早出残業休日出勤は当たり前、酷い場合は2日連続で22時間勤務とか、2ヶ月連続で休日が1日だけとか、本当我ながらよくやっていましたよ。まだ19歳や20歳だった頃に。夏のボーナスが僅か5000円なんてこともありました。マジでブラック。でもまあ、劣悪な労働環境や人間関係等々、色々と世の中の厳しさや理不尽さを経験しておいた方がそれなりに糧にはなりますね。はい。

それはさておき、そんな僕のチームに保育士が初参加したのです。

当日は他にも初参加の方が数名いたこともあり、軽く挨拶と説明だけしてあとは適度に気遣いながらプレーしてもらいました。そこそこ可愛い子でしたが、髪型がショートヘアーではなかったせいか特段興味を示すこともなくてですね。まあ、そもそもショートであろうがロングであろうが、今後も継続的に参加してくれるかまだわからない相手に入れ込みすぎるのはよくないですからね。基本的に。

それで練習と後片付けが終了した後、座り込んで最後の事務作業をしている際に、不意に保育士から「リーモさんお疲れ様です、今日はありがとうございました!」と声を掛けられたので、作業の手を一旦止めて顔を上げると、ちょうど僕の視線の先にウッドランドカモ柄のスカートがありました。そう、いわゆる迷彩。そこから視線を若干下げると多分60デニールの黒タイツ、再度上げてみるとニットを着用していることが確認できたのです。ニットのカラーはヘザーグレーでした。

「(来たときは上下ジャージだったけど着替えたのか…^^)」と心の中でアレしつつ、視線を保育士の顔まで一気に上げてから「こちらこそどうも、よかったらこれからも来てね^^」と努めて爽やかに言うと、「はいっ!よろしくお願いします!!」と元気な返答と共にこの日一番の笑顔を見ることができました。そして、軽快な足取りでエントランスホールに向かう保育士を見送った後、僕は「(あのカモ柄のスカートにどんな靴を合わせているんだろう…^^)」と気になって仕方がなかったのです。脳裏に焼き付いて離れなかったのです。カモ柄のスカートが。

そのひと月後、合コンで知り合った年上女性とデートしたら授業参観みたいなクソダサい服装で来られたり、先輩からの紹介で渋々デートした年上女性も絶望的なまでにクソダサい服装だったことから、やはりカモ柄スカートの保育士こそが僕にとって理想的な存在であり、ガチのマジで結婚を前提としたお付き合いを目指して本気を出すことにしました。年が明けてから。

また、それは保育士が継続的に練習に参加してくれているというアレもありました。もしお付き合いすることができたとしたらそうですよ、デートの締めにバスケで汗を流したり、互いに結構本気で1ON1なんかしたり、練習後にファミレスとかで晩飯を食べたり、ゼビオにバスケ用のウェアーを買いに行ったり、NBA関係の動画を一緒に見て感嘆したり研究したり、さらに結婚式では新品のバスケボールを用意してゲストの皆々様方に祝福メッセージを書いてもらったりYESYESYES!!!!!

そう、そんな素晴らしい未来が待っているのです。

チームの代表でトップで組織の長とはいえ、大多数のメンバーが既婚者や恋人持ちばかりなため、バスケに打ち込んでもどこか満たされないというか何とも寂寞たる思いがありました。しかし保育士との交際によって、これまでの孤独で切ないバスケライフが一変するのです。

そして年が明けてから、プライベートな会話や技術指導等で積極的にコミュニケーションを図っていきました。まあ、本人や他のメンバーに怪しまれない程度にですが、きちんと段階的にプロセスを踏んでデートにまで漕ぎ着ける算段でいました。だからまず、そのファーストステップとして打ち解け合ったフレンドリーな関係性の構築に着手していたのです。その成果として、昨年まで名字(さん付け)で呼んでいたのを名前(ちゃん付け)で呼べるようになりました。また、チームのLINEグループへの参加名目で体よくLINEも交換しました。焦らず順調に、それでいて抜け目なく…。

正直、彼氏はいないと思いました。土日関係なく毎回休まず練習に参加してくれるアラサー女子にいるはずがない、と。だから彼氏の有無なんて訊かずにいました。

でも、彼氏、いたんですよ。

彼氏は別のチームでバスケしていて、そっちの定員が一杯だから僕のチームに来たんだと。ああ、そうかい。そりゃあよかったね。大体にして顔がそこそこ可愛くて、カモ柄スカートを穿きこなすおしゃれな子である。それで彼氏がいないはず、ないですよね。たとえ熱心にバスケに時間を割いていたとしても。常識的に考えれば。

後々に一部の親しいメンバーにこの顛末を話したら、「別に彼氏がいてもいいじゃないですか」とか「デートに誘うだけ誘ってみたらいいじゃん」とか言われましたけど、事前に彼氏がいることを知り得ていた上でNTR方面にエネルギーを注ぐならまだしも、彼氏がいないと思い込んでシミュレーションしていたところで実は彼氏いましたなんてオチでは超ショックですよ。やる気なくなりますよ。ただ、土日関係なく毎回休まずに練習に参加してくれるそこそこ可愛いおしゃれなアラサー女子に対して、きちんと確認すらせずに彼氏はいないはずだと一方的に都合よく決めつけて、常識を疑わずにいた僕もダメでした。ウンコでした。

彼氏が発覚して以降、完全に醒めて情熱を失った僕は露骨に話しかけることもなくなり、それが原因ではないと思いますが保育士も徐々に参加ペースが鈍っていきました。きっと彼氏の所属するチームの定員に空きができて、そちらに参加するようになったのでしょう。最後に保育士が来たのは、1年前の今時分でした。あとはもう見ていません。


保育士の一件から半年後、僕は女子大生に夢中になっていました。

メンバーからの紹介で参加しはじめた女子大生でしたが、溢れる若さと技術の高さと謙虚な性格でたちまち皆からの注目の的となりました…。

ただ、自分的にはそこまで気になる存在ではありませんでした。女優の黒木華と同系統の地味な顔立ちは嫌いではなかったのですが、髪型はミディアムボブで化粧っ気もほとんどなく、服装もジャージやスウェットといった部屋着と大差のないようなものでしたから、単純に好みか好みではないかと問われたらばそう、好みではないと。まあ、メイクと服装をばっちりきめてバスケをしに体育館に来ること自体が間違っていますが。根本的に。冬場はそうでもないですが、夏場とかメイク落ちますからね。汗で。

しかし、主催したチームの飲み会にも参加してくれた女子大生は、普段の地味なイメージの彼女とはまったくの別人でした。メイクといい、服装といい、なんというかこう狂おしいほどに"女子大生"でした。おしゃれで可愛らしくて目映いほどに"女子大生"でした。驚嘆するほどにナウでヤングな"女子大生"でした。ポテンシャルの高さは感じてはいましたが、正直ここまで化けるとは思っていませんでした。まさに劇的ビフォーアフターでした。

チームの代表でトップで組織の長という立場を有効に利用して、僕はそんな女子大生を一次会後半から二次会まで終始独占して沢山の言葉を交わしました。バスケのこと、音楽のこと、ファッションのこと、ライフスタイルのこと、過去の恋愛のこと――。

それで飲み会の翌日、僕はもう一度あの"女子大生"と出会いたい、隣に並んで仙台の街を歩きたい、あわよくば男女交際がしたいと強く願いました。とにかく女子大生のことが四六時中頭から離れず、気になって気になってどうにかなってしまいそうでした。そうですね、だからこそLINEではなく二人きりの場面で女子大生に直接、自分の言葉でこのエモーションをきっちり伝えたいと思ったのです。たとえばいつもの練習終了後に、駐車場とかで。

ところが、そういう時に限って女子大生が来なくてですね。ええ。

まあ、飲み会の時に「来月から少し忙しくなるので、もしかしたらしばらく行けないかもしれません…」と言われていたのでノープロブレムでしたが、それにしても間が悪いというかなんというか。諸々と不安な日々を過ごしました。

そして「(今日も来ないんだろうなあ…^^)」と項垂れてはプレーにも精彩を欠き始めていた頃、多忙の合間を縫ってようやく女子大生が来てくれたのです。僕が熱望しているあの時の"女子大生"ではありませんでしたが、それでもひと月半ぶりに会った女子大生のライブ感や愛おしさときたら筆舌に尽くしがたいもので…。さらに髪型をこれまでのミディアムボブからショートヘアーにしていたのです。ショートヘアー。しかも、黒髪。

それは美しく、眩しく、衝撃的なショートヘアーでした。

そんな黒髪ショートヘアーの女子大生が他のメンバーと談笑している光景を横目に、僕は体育館内の少し離れた場所で大して興味がないという風に装いながら感動に震えていたのです。飲み会の時に「おじさんはねえ、黒髪ショートヘアーの女の子が好きなんだよ^^」と女子大生に伝えていたからこそ――。

そうして練習終了後、駐車場に向かおうとする女子大生を引き留め、いざ面と向かってデートに誘おうとしたのです。ところが、そういう時に限っていつもはまっすぐ直帰しているメンバーが残って駄弁ってたり、わざわざ僕を探して帰りの挨拶をしにきたり、言いかけようとしたタイミングで帰り支度の遅いメンバーがわらわらやってきたりした為、結局デートに誘うことができずに女子大生には後日LINEする旨だけ伝えました。

まあ、結果は言うまでもありませんね。はい。

そうですねー、どうしてデートに行くことが出来ないのかを懇切丁寧にわかりやすく説明した上で、僕のようなキチガイを刺激しないように慎重に言葉を選びながらもはっきりと拒絶の意向を示し、それでいて自分の印象を悪化させることなく完璧にまとめた素晴らしい文面で断られました。さすが大学に通っているだけありますね。本当、レイプして殺してからまたレイプして殺したい。

見事に失敗に終わったことにより、かつてないほどの猛烈な自殺衝動に駆られてしまったのですが、すぐに知人のシングルマザーにLINEして慰めてもらうことで平静を取り戻しました。また、首都圏在住の後輩(♂)にも「気分転換に東京行くから相手してくれ…^^;」とLINEしてみたら二つ返事で快諾、とりあえず立ち直ることにしました。

女子大生は今も変わらず練習に参加してくれています。しかし、僕は保育士の時と同様にこれまた露骨に話しかけなくなりました。迂闊に会話しないとも言いますか。最近は比較的マシになったものの、一時期は名前を呼ばなかったり、パスを出さなかったり、LINEを非表示にしたりと、事情を知っているメンバーから苦言を呈されたほど全般的に陰湿に対応していたアレもありました。でも、これがお互いにとってベストなのかもしれません。

あとはまあ、飲み会からデートに誘うまでのひと月半、僕は凄まじい勢いで服を購入していました。16AWの入荷が活況を呈していた背景もありますが、何といっても女子大生とデートに明け暮れる未来を想定してのそれが最大の理由ですね。アウターにシャツにスウェットにボトムにハットにキャップに総額で20万円分ぐらい購入しました。

しかし、結果的に全て手放しました。何も残っていません。

女子大生とのデート(可能性)が潰えてしまった時点で、精神的に辛くなって着用できなくなってしまったのです。ついでに言うと飲み会の時に着ていたシャツまで手放しています。呪われたシーズンです。だからマジで20万円分ファックさせろ殺すぞって感じです。その中でも、マルチカム迷彩に一目惚れして購入した某ブランドのアウター。通販で購入して手元に届いたのが、よりによって女子大生に断られる前日というバツの悪さ。それでも東京に着ていくつもりでいましたが、結局東京へは別のアウターで行くことになり、さらにスタジャンなんて購入してきたから完全に出番がなくなり…。


というわけで、随分と長い前振りになりました。

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・TRAINER SHIRT COTTON RIPSTOP
今や定番と化しつつある襟リブシャツ。もしくはスタジャン風シャツ。そして、敢えてのウッドランドカモ。素材はコットンリップストップ。nonnativeのカットソー類と同様に裾にスリットが入り、前後で着丈が異なるディテールが取り入れられています。また17SSでは貝ボタンが使用されていましたが、今シーズンはスナップボタンに変更となり、着脱および開閉がより容易になっています。さらに胸ポケットまで追加されまして、実際のミリタリーウェアさながらとは相当言いすぎかもですが、全体的に実用性の高い仕上がりです。特に胸ポケットは喫煙者の自分にとって非常に重宝します。タバコの箱が収まるので。ちなみにサイズは1です。例によって。

昨年、保育士(ウッドランドカモ)と女子大生(マルチカム)から迷彩柄に対するトラウマを植え付けられましたが、こうしてまた迷彩柄にチャレンジすることにしました。

先月下旬に購入しましてすでに着用機会も得ていますが、これまでにない新鮮味があって中々に悪くないです。季節的にも気候的にも今の気分にぴったりなシャツです。真冬もインナーレイヤードとして活用できそうなので結構楽しめるかと。

そうですね、ウッドランドカモ柄のスカートの中に手や顔を突っ込むことは叶わず、マルチカムも一度も外で着用することなく終焉を迎えてしまいましたからね。あらゆる意味で、僕は味わえなかったのです。味わうことができなかったのです。ああ、誰か迷彩を思わざる。